レビュー

サブカルチャー的なデジタル感が漂うカナフォント「ほしふるまち」

街の上空から見下ろした道路をイメージした字体、8月31日までの期間限定公開

「ほしふるまち」試用版

 「ほしふるまち」は、夜景の道路をイメージしたカナフォント。Windowsに対応するOpenTypeフォントで、非商用に限りフリーで利用可能な試用版を、8月31日までの期間限定で作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、商用の場合には1,280円で販売されている製品版を購入する必要がある。

 ひらがな、カタカナのほか、一部の英数字、記号、漢字を収録し、街の上空から見下ろした道路をイメージした字体が特長。道の行き止まりを表現するためか、画線がステンシル風に途切れており、画線の太さもさまざま。

 そのデザインは文字というよりも図形に近い印象で、とくにカタカナはデジタルな雰囲気も醸し出しており、ランダムに文字を印字すれば日本語には見えないかもしれない。ここでのデジタルな雰囲気とは、サイバーなデジタル感ではなく、秋葉原をイメージさせるようなサブカルチャー的なデジタル感だ。

 なお、フォントサイズが小さいほど、本フォントの特長が消えてしまうので、できるだけ大きいフォントサイズで利用したほうがよい。

ソフトウェア情報

「ほしふるまち」
【著作権者】
FLOP DESIGN
【対応OS】
(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(非商用のみ、製品版は1,280円)
【バージョン】
試用版(13/06/01)

(中井 浩晶)