レビュー
オープンソースとなった定番バイナリエディター「Binary Editor BZ」
埋め込まれた圧縮データを探査・解凍する機能など、表示関連が強化
(2013/7/2 10:47)
「Binary Editor BZ」は、実行ファイルや画像ファイルなどあらゆるファイルを16進数で表示・編集できる多機能バイナリエディター。Windows 95/98/NT 4.0/2000/XPに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
「Binary Editor BZ」は、90年代後半に登場したWindows環境では老舗の定番バイナリエディター。構造体のメンバーをリストとして該当する場所を色分け表示できるほか、読み込んだデータを1バイトあたり1ドットのビットマップデータとみなし、数値に応じて4色に割り当てて表示するビットマップビュー機能など、バイナリファイルを編集する上で便利な機能を多数備えている。
2004年頃の更新を最後に長らくバージョンアップが途絶えていたが、昨年よりオープンソース化されオリジナル版とは別の有志が開発を継続することとなった。
改良版としての主な変更点は、バイナリ内に埋め込まれたZlib形式の圧縮データを探し出して解凍・表示できる“Zlibアナライザー”や、どのような種類のバイナリファイルか不明な際にINT、FLOAT、DOUBLEなどの形式を仮定してデータを表示できる“インスペクタビュー”など、表示関連の機能が新規追加されたこと。
作者によると今後は、64bit対応のほか、ビットマップビューの強化などを予定しているとのこと。
ソフトウェア情報
- 「Binary Editor BZ」
- 【著作権者】
- c.mos 氏、devil.tamachan 氏
- 【対応OS】
- Windows 95/98/NT 4.0/2000/XP(編集部にてWindows 7で動作を確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.8.4(13/06/14)