レビュー
他ソフトへのRGB値の入力支援機能などを備えた多機能カラーピッカー「色採り」
取得した複数の色を登録しておきすばやく呼び出せる“色リスト”機能なども備える
(2013/11/26 10:40)
「色採り」は、マウスカーソル直下の色をRGB値で取得できるカラーピッカー。Windows 98以降に対応するフリーソフトで、編集部にて64bit版のWindows 7で動作を確認した。“HSPプログラムコンテスト2013”の作品情報ページからダウンロードできる。
普段は220×80ピクセルのコンパクトなウィンドウで、ウィンドウの右側にはR/G/Bそれぞれの値を調節できるスライドバーが表示されている。ウィンドウ左側の四角い窓からマウスカーソルを他のウィンドウなどへドラッグすると、マウスカーソル直下の色の取得が開始されるとともに、窓へマウスカーソル付近のデスクトップが拡大表示される。マウスのボタンを放すとRGB値で色が取得されるとともに、窓へ取得した色が表示される仕組み。
RGB値は十進・十六進数でクリップボードにコピーでき、先頭に“#”や“0x”などを付加することも可能。さらに、R/G/Bそれぞれの値の入力欄が分かれている他のソフトへRGB値を入力する際、それぞれの数値と[Tab]キーの入力をシミュレートすることでワンボタンで一発入力できる機能を備えているのが特長。
また、取得した複数の色を登録しておきすばやく呼び出せる“色リスト”機能を備えている。色リスト機能では登録した色をPAL/COL形式のカラーリストファイルとして保存したり、PAL/COLファイルを開くことも可能。
さらに、HSV値のスライドバーを表示して色を調節することも可能なほか、取得した色をドット絵として塗ってみて色味を確認できる“グリッドペイント”機能も備える。そのほか、スキンでウィンドウのデザインを変更することも可能。
ソフトウェア情報
- 「色採り」
- 【著作権者】
- HongKong 氏
- 【対応OS】
- Windows 98以降(編集部にてWindows 7 x64で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.10