レビュー

“Evernote”から“OneNote”へデータをインポート「Evernote2Onenote」

ノートブックを選択してボタンを押すだけの簡単操作でデータの移行が可能

「Evernote2Onenote」v1.0.0.135

 「Evernote2Onenote」は、「Evernote for Windows」に保存されたデータを「OneNote」へ移行できるソフト。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にて64bit版のWindows 7で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードでき、動作には.NET Framework 4が必要なほか、「Evernote for Windows」および「OneNote」がインストールされている必要がある。

 オンラインメモサービス“Evernote”のクライアントソフト「Evernote for Windows」のノートブックを指定して、17日に無償版が公開されたMicrosoftのオンラインメモサービス“OneNote”クライアントソフト「OneNote」へインポートすることが可能。使い方は簡単で、“Evernote Notebook”プルダウンメニューからノートブックを選択し、[Start Import]ボタンを押すだけ。ローカルのデータを移行する仕組みのため、Webサービスへログインする必要はない。

 ただし、編集部にて試用したところ、日本語のノートブック名は文字化けしてしまい、正常に移行できなかった。移行する場合はあらかじめ「Evernote for Windows」上でノートブック名を英語などにリネームしてから利用するとよいだろう。また、ノートによっては「OneNote」で表示するとレイアウトが崩れるなど正しく表示できないことがあった。

 そのほか、ノートに複数のタグが付加されている場合は「OneNote」上で重複したノートが作成されてしまう。気になる場合はあらかじめ、「Evernote for Windows」上でタグが1つになるように不要なタグを削除しておこう。

ソフトウェア情報

「Evernote2Onenote」
【著作権者】
Stefan Kung 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 7 x64で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.0.135(14/03/19)

(長谷川 正太郎)