レビュー
「Google Chrome」で開いているタブを動画キャプチャーできる拡張機能「Screencastify」
音声やカーソルをキャプチャーに含めたり、“PinP”でWebカメラの動画を埋めることも
(2014/3/27 17:16)
「Screencastify (Screen Video Recorder)」は、「Google Chrome」で開いているタブをキャプチャーして動画ファイルとして保存できる拡張機能。編集部にてWindows 8.1上の「Google Chrome」v33.0.1750.154で動作を確認した。“Chrome ウェブストア”から無償でダウンロードできる。
「Screencastify」を利用すると、ユーザーがページを操作する様子を動画としてキャプチャーし、保存することが可能。当該ページで再生されている音声やカーソルをビデオに含めたり、Webカメラの動画・音声をビデオの右下隅へ挿入することもできる(PinP:Picture in Picture)。ビデオチュートリアルやプレゼンテーション資料の作成に便利だろう。また、Flashコンテンツも問題なくキャプチャーできるので、ブラウザーゲームをプレイする様子を記録するといった用途にも役立つ。
また、本拡張機能は特別なプラグインやライブラリを必要とせず、「Google Chrome」の機能のみを利用して実現されている。そのため、OSを問わず利用できるのもメリットだ。作者によると「Chrome OS」でも動作するという。
キャプチャーを開始するには、まず拡張機能のボタンを押す。するとポップアップが現れるので、そこにある[Start Recording]ボタンを押せばよい。このとき、ビデオの解像度を変更したり、オーディオを含めるかどうかを設定することも可能。[Stop Recording]ボタンを押せばキャプチャーが終わり、ポップアップ下部にある“Your Screencasts”欄のリストにキャプチャーされた動画が追加される。この一連の操作にはキーボードショートカットを割り当てることができるので、あらかじめ設定しておくと便利だ。
キャプチャーした動画をプレビューするには、“Your Screencasts”欄にある動画の名前をクリックする。フォーマットはビデオ部分が“VP8”、オーディオ部分が“Ogg Vorbis”の“WebM”形式になっている。スクリーンキャストのリストからは、キャプチャーした動画をファイルとしてローカルドライブへ保存したり、“YouTube”や“Google Drive”へ直接アップロードすることもできる。
さらに、本拡張機能ではデスクトップ全体をキャプチャーする機能も試験的に提供されている。この機能を有効化するには、“chrome://flags”ページから“getUserMedia()”によるスクリーンキャプチャーへのアクセスを有効化する必要がある。トラブルを自己解決できる自信があるならば、試してみてもよいだろう。
ソフトウェア情報
- 「Screencastify (Screen Video Recorder)」
- 【著作権者】
- screencastify.com
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.1.21(14/03/19)