レビュー
URLのディレクトリ名部分をリンク化できる「Firefox」用の拡張機能「Locationbar3」
かつて人気を博した「Locationbar2」の後継
(2014/6/3 17:04)
「Locationbar3」は、「Firefox」のロケーションバーの機能を拡張して、URLのディレクトリ名部分をリンク化できる拡張機能。編集部にてWindows 8.1上の「Firefox」v29.0.1で動作を確認した。ライブラリサイト“Add-ons for Firefox”から無償でダウンロードできる。
本拡張機能は、かつて人気を博した拡張機能「Locationbar2」をフォーク(あるプロジェクトの開発成果を利用して、別プロジェクトの開発を始めること)したもの。「Locationbar2」はロケーションバーを拡張してURLのプロトコル部分を非表示にしたり、ドメイン名部分を強調表示したり、ディレクトリ名をリンク化することができた。このうち、ドメイン名を強調表示する機能などはセキュリティ向上にも有用であることから、「Firefox」本体にも取り込まれている。しかし、2011年2月にリリースされたv1.0.6を最後にメンテナンスされおらず、事実上開発中止の状態になっていた。
「Locationbar3」は、「Locationbar2」が備えていた機能のうち、ディレクトリ名のリンク化機能のみが利用可能。[Alt]キーを押しながらロケーションバーのURLにあるディレクトリ名の部分へマウスカーソルを移動させると、Webページのリンクのように下線が表示され、クリックすることで当該ディレクトリへジャンプすることができるようになる。
さらに、[Ctrl]キーを押しながらディレクトリ名をクリックすれば、当該ディレクトリを新規タブとして開くことも可能。[Shift]キーを押しながらクリックすれば、ディレクトリを新規ウィンドウで開くことができる。
また、キーボードを使わずにディレクトリリンク機能を使うことも可能。Faviconの上からマウスカーソルをロケーションバーへ移動させると、URLのディレクトリ名がリンクとして機能する。さらに、拡張機能の設定ダイアログにある“リンク化”欄にあるオプションを有効化すれば、ロケーションバーの上または下からマウスカーソルを移動させた時もディレクトリリンク機能が利用できるようになる。
ソフトウェア情報
- 「Locationbar3」
- 【著作権者】
- Simon Lindholm 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.8(14/05/16)