レビュー
指定したチャンネルにある無線LANデバイスをモニタリングできる「WifiChannelMonitor」
アクセスポイントと未接続のものを含めたすべてのクライアントデバイスを列挙
(2014/6/11 12:23)
「WifiChannelMonitor」は、指定したチャンネルにある無線LANデバイスをモニタリングできるツール。Windows Vista/7/8/Server 2012および同64bit版に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
本ソフトを利用すると、指定したチャンネルの無線LANのトラフィックをキャプチャーし、アクセスポイントやワイヤレスデバイスの情報を取得することが可能。アクセスポイントへの接続を試みているものの接続できていないデバイスも含め、PC、タブレット、スマートフォンなど、あらゆるワイヤレスネットワーク機能を備えたクライアントデバイスを検知できるのが特長で、隠されたネットワーク名(SSID)を表示することもできる(そのワイヤレスネットワークへ何らかのデバイスが接続されている場合のみ)。
「WifiChannelMonitor」を利用するには、「Microsoft Network Monitor」のv3.0以降が必要。まず、Microsoftのダウンロードセンターからダウンロードして、インストールしよう。最新版は2010年6月に公開されたv3.4だ。
「Microsoft Network Monitor」をインストールしたら、「WifiChannelMonitor」を起動して[F6]キー(またはツールバーの再生ボタン)を押そう。するとモニターモードでパケットのキャプチャーが始まる。初めて利用する場合は[Capture Options]ダイアログが表示されるので、監視対象のワイヤレスネットワークとチャンネル番号を選択して[OK]ボタンを押そう。
メイン画面は上下に二分割されており、上部分には検出されたアクセスポイントが、下部分には検知されたクライアントデバイスが、ネットワーク名(SSID)、MACアドレス、ワイヤレスネットワークの規格、RSSI(受信信号強度)、電波強度、周波数、データの送受信量などの情報とともに表示される。
作者によると、チャンネル数は広く利用されている1・6・11のいずれかを指定するのがおすすめとのこと。何もデータが表示されない場合は一度[F9]キーを押して[Capture Options]ダイアログを表示し、チャンネル番号を変えてみたり、“802.11n”から“802.11g”へ変更してみるとよい。
ソフトウェア情報
- 「WifiChannelMonitor」
- 【著作権者】
- Nir Sofer 氏
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows Vista/7/8/Server 2012(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.00(14/05/28)