レビュー
「Visual Studio」から.NET Frameworkのソースコードを手軽に参照可能にする「Ref12」
[F12]キーで.NET Frameworkのソースコードのリファレンスサイトへすばやくアクセス
(2014/6/25 16:26)
「Ref12」は、「Visual Studio」から.NET Frameworkのソースコードを手軽に参照できるようにする拡張機能。「Visual Studio 2010」「Visual Studio 2012」「Visual Studio 2013」に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1上の「Visual Studio 2013 Update 2」で動作を確認した。“Visual Studio ギャラリー”からダウンロードできる。
「Visual Studio」では、.NET Frameworkのシンボル上で[定義へ移動]コマンド([F12]キー)を利用すると、[メタデータ]タブでアセンブリのメタデータを表示することが可能。クラスの定義などを確認したい場合に利用できる。
しかし、ユーザー定義のシンボルの場合と同様にソースコードまで閲覧できる方がより便利だろう。「Ref12」はそういった要望に応えてくれる拡張機能だ。もともとC#のみをサポートしていたが、最近のバージョンでVisual Basicにも対応している。
本拡張機能をインストールすると、.NET Frameworkのシンボル上で[定義へ移動]コマンドを利用した際、[メタデータ]タブの代わりに“Reference Source”が開く。“Reference Source”は次世代コンパイラープラットフォーム“Roslyn”で構築された.NET Frameworkのオンラインソースコードブラウザーで、.NET Frameworkのソースコードを快適に閲覧することが可能。カーソル位置のシンボルをすばやく検索して、表示してくれる。
なお、本拡張機能自身も“Roslyn”をサポートしている。“Roslyn”コンパイラーが導入済みであれば、とくにVisual Basicで利用した場合、より正確な結果が得られるとのこと。
ソフトウェア情報
- 「Ref12」
- 【著作権者】
- Schabse S. Laks 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.1(14/05/07)