レビュー
無線LANアクセスポイントをモニタリングして、信号強度の安定性を視覚化「Homedale」
Google/Mozillaのロケーションサービスでアクセスポイントの位置を取得することも
(2014/7/8 17:10)
「Homedale」は、無線LANアクセスポイントをモニタリングして、その信号強度の安定性を視覚化できるソフト。寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
本ソフトを利用すると、無線LANアクセスポイントを検出してその信号強度の変化をモニタリングし、グラフ化することが可能。アクセスポイントから安定的に信号が受信できているかどうかが一目でわかるので、無線LANへ接続できない場合のトラブルシューティングなどに役立つだろう。
本ソフトはタブ切り替え式になっている。まず[Adapter Overview]タブでは、システムで利用可能なネットワークアダプターの概要を確認可能。[Options]タブで無線LANアダプターのみを表示するように指定することもできる。
メインとなるのは[Access Points]タブで、現在利用可能なアクセスポイントが一覧表示される。ここではアクセスポイントの暗号方式や周波数、チャンネル、バンド、最後に発見された日時といった情報が取得できるが、一番の注目したいのは“信号強度(Signal Strength)”のカラムだ。ここが緑色にハイライトされていれば信号強度は十分。黄色や橙色など、赤色に近付くほど強度不足であることを示している。
この信号強度の値は、刻々と変化する。その様子は“Signal Strength History”カラムに表示されるスパークラインでも確認できるが、もっと大きなグラフとして表示したい場合は、アクセスポイントの右クリックメニューにある[Show Graph]メニューを選択しよう。隣の[Access Point Signal Graph]タブで、当該アクセスポイントの信号強度の変化をグラフ表示することができる。複数のアクセスポイントをグラフに追加して、信号強度の安定性を見比べるといったことも行える。
さらに、[Location]タブではアクセスポイントの所在場所を“Google マップ”で表示することが可能。アクセスポイントの位置の取得には、GoogleおよびMozillaのロケーションサービスが利用される仕組みになっている。
ソフトウェア情報
- 「Homedale」
- 【著作権者】
- The SZ 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.48(14/06/26)