レビュー
ウィンドウやデスクトップ、タスクバーの機能を拡張する常駐ソフト「TaskbarExt」
ウィンドウの半透明化やトレイへの最小化といった機能をシステムメニューへ追加
(2014/10/28 11:00)
「TaskbarExt」は、タスクバーやウィンドウの機能を拡張するタスクトレイ常駐型ソフト。64bit版を含むWindowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
本ソフトは、もともとWindows XPのタスクバーを拡張するためのツール。タスクバーのボタンをグループ化したり、ドラッグ&ドロップで並び替えたり、タスクバーを透明化するといった機能を備える。これらの機能はWindows XPのサポート終了とともに役目を終えたが、本ソフトはそれ以外にもWindows Vista以降のOSで役に立つ便利な機能を多数備えているのでご紹介したい。
1つ目は、デスクトップアイコンを非表示にする機能。タスクトレイアイコンの右クリックメニューにある[Show Desktop Icons]オプションを無効化すれば、アイコンが散らばったデスクトップを一瞬でキレイにすることができる。デスクトップのスクリーンショットを撮ったり、プレゼンテーションでデスクトップを見せる必要がある場合などに役立ちそうだ。
2つ目は、ウィンドウのシステムメニューを拡張する機能。ウィンドウ左上にあるアイコンを押すと現れるシステムメニューへ、[Hide(隠す)]、[Minimize to Tray(タスクトレイへ最小化)]、[Always Minimize to Tray(常にタスクトレイへ最小化)]、[Always On Top(常に最前面へ表示)]、[Transparency(ウィンドウの透明度を変更)]といったコマンドを追加してくれる。
[Hide]コマンドを利用すると、ウィンドウを機能させたまま非表示にすることが可能。非表示になったウィンドウは、タスクバーにも表示されなくなる。再び表示させたい場合は、タスクトレイアイコンの右クリックメニューにある[Hidden Windows]コマンドを利用すればよい。
[Minimize to Tray]コマンドや[Always Minimize to Tray]コマンドは、タスクバーを占有せずにウィンドウを最小化できる。利用頻度の低いアプリケーションで利用すると効果的だろう。逆に、利用頻度が高く、常にデスクトップの最前面へ表示しておきたい場合は[Always On Top]コマンドが役にたつ。
[Transparency]コマンドは、ウィンドウを半透明化することが可能。透明度はサブメニューで指定する仕組みになっており、[Advance]を選択すればスライドバーで細かく透明度を指定することも可能だ。
ソフトウェア情報
- 「TaskbarExt」
- 【著作権者】
- Syed Ghulam 氏
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.2