レビュー
楽曲ファイルのメタ情報を表示・編集できるようにするシェル拡張ツール「AudioShell 2」
「AudioShell」にメタ情報の編集やファイルのリネーム機能を盛り込む
(2014/11/11 11:00)
「AudioShell 2」は、楽曲ファイルのメタ情報を表示・編集できるようにするシェル拡張ツール。64bit版を含むWindows Vista/7/8/8.1に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
「AudioShell 2」は、エクスプローラで楽曲ファイルのタグ情報をポップアップ表示するツール「AudioShell」の後継版。同じ作者の手になる楽曲ファイルのメタ情報編集ツール「Tag&Rename」を統合しており、エクスプローラでのメタ情報のプレビューだけでなく、“ID3”タグや“APE”タグといったメタ情報の編集やファイル名の変更にも対応したのが最大の特長だ。
本ソフトはMP3形式などでお馴染みの“ID3”タグ(全バージョンに対応)に加え、Monkey's Audio(mpc/mp+)やWavPack(WAV)、OptimFROG(OFR/OFS)、TrueAudio(TTA)といった形式で利用されている“APE”タグ、Ogg Vorbis/FLAC形式でメタデータの埋め込みに利用されている“Vorbis”コメントタグなど幅広いメタデータ形式をサポート。Windows Media形式(WMA/ASF/WMV)や「iTunes」のAAC形式(M4A/M4P/M4R/M4B)、MP4形式、AIFF形式、DFS形式にも対応する。
タグ情報の編集を行うには、ファイルの右クリックメニューに追加される[AudioShell]サブメニューを選択する。タグエディターは2種類用意されており、ファイル単体のタグ情報を編集したい場合は[Tag Editor]コマンドを、選択されているファイルのタグ情報を一括編集したい場合は[Multi Files Tag Editor]コマンドを選ぶ必要がある。
さらに[Rename]メニューを選択すると、メタ情報をもとにしたファイルのリネームが行える。選択したファイルをまとめてリネームすることが可能で、ファイルの命名規則をそろえたい場合に便利だ。
ファイルのリネームを行うには、まずトラック番号やタイトル、アーティスト名などを表す変数を組み合わせ、リネームマスク(書式)を組み立てる。変数は[Insert Variable]ボタンを押すとあらわれるポップアップメニューから選択可能。あとは[Rename]ボタンを押すだけで、選択中のファイルの名前が書式に従って一括で変更される。よく利用する書式は保存して、再度利用することも可能だ。
なお、「AudioShell 2」によるプレビュー機能を利用するには、「エクスプローラ」の再起動が必要。
ソフトウェア情報
- 「AudioShell」
- 【著作権者】
- Softpointer Inc
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows Vista/7/8/8.1
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.0(14/10/29)