レビュー
ゲーム向けの3Dエフェクトアニメーションを手軽に作成「Prominence3D」
爆発や魔方陣などのアニメーションを作成可能
(2015/4/20 18:24)
「Prominence3D」は、簡単な設定とリアルタイムのプレビューで、ゲーム用の3Dエフェクトアニメーションを手軽に作成できるツール。2,600円(税抜き)のシェアウェアで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
本ソフトの画面は、中央にリアルタイムのプレビュー、左側に読み込んだマテリアル(素材)と作成したノードが表示され、右側に各ノードの設定がタブ切り替えで表示される。
設定のタブには、パーティクルが発生する形状や位置、範囲を設定する[発生源]タブ、パーティクルが発生する期間や頻度を設定する[発生]タブ、消滅までの時間を設定する[消滅]タブ、パーティクルの形状や向きを設定する[形状]タブ、テクスチャの設定を行う[画像]タブ、色や移動、回転やサイズを設定する[色][移動][回転][サイズ]タブがある。この[色][移動][回転][サイズ]タブでは、各種値を時間推移のグラフで設定可能。このグラフの形の変更は、ダイアログ内でグラフをドラッグすることで行える。
マテリアルとして読み込むことが可能なのは、PNG/JPEG/BMPといった画像形式。また、3Dモデルも読み込み可能。その際は、OBJ形式で全てのポリゴンが三角形、1マテリアルのものとなる。
本ソフトには、25種類のサンプルと65種類の素材が付属している。それらを改造することで、自前の素材を用意しなくてもある程度のエフェクトはそのまま作成可能になっている。
カメラの位置は、プレビューエリア右上のアイコンをドラッグすることで変更可能。カメラの位置を記録して、手軽に切り替えることもできる。また、それぞれのアイコンや値の説明は、マウスオーバーすることで画面下のステータスエリアに表示される。
エフェクト画像の書き出しは、1枚の画像に並べて配置するか、連番ファイルとして出力するかを選べる。背景を透明にするか、塗りつぶすかも選択可能。画像出力は、PNG/BMP/JPEG/TIFFファイルのほか、AVI形式の動画に対応している。また、作成したエフェクトの何フレームごとに画像を作成するかを設定可能。この値を変えることで、ゲームのフレームレートに合わせた画像の枚数を用意することができる。
ゲームのエフェクトを作りたいが、2Dのエフェクトでは物足りない。エフェクトだけでも派手にしたい。そういった方はこのソフトで手軽に3Dのエフェクトを作り、利用するとよいだろう。
ソフトウェア情報
- 「Prominence3D」
- 【著作権者】
- 藤宮 翔流 氏
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- シェアウェア 2,600円(税抜き)
- 【バージョン】
- 1.1.0(15/04/19)