レビュー
日本語表示も大丈夫。データ圧縮機能を備えたWindows Phone用ブラウザー「Opera Mini」
「Opera」でお馴染の“スピードダイヤル”や、オフラインブラウズ機能も搭載
(2015/6/22 06:00)
「Opera Mini」は、Webブラウザー「Opera」のスマートフォン版。Windows Phone 8.1に対応するフリーソフトで、“Windows Phone アプリ + ゲームストア”からダウンロードできる。
「Opera Mini」は、スマートフォンに最適化された「Opera」。Windows Phone版のほかにもiOS/Android版が存在する。Windows Phone版には日本語の表示にいくつかの不具合があったが、マウスコンピューター製のWindows Phone端末“MADOSMA”の発売に合わせ修正が施されているという。
「Opera Mini」の最大の特長は、データの通信量を“最大90%削減する”というデータ圧縮機能だ。アクセスしたWebページをいったん同社のサーバーで圧縮し、それを端末で受信・表示する仕組みになっており、月ごとの通信量に制限のあるモバイル回線では特に有効だ。原理上、圧縮サーバーを中継するためレスポンスは若干遅くなるが、通信データ量が減る関係で場合によっては表示の高速化も期待できるだろう。
このデータ圧縮機能で削減されたデータの量は、アプリバー中央のボタンを押すと現れるメインメニューの最上部で簡単に確認が可能。さらにここをタップすれば、日別・週別・月別の利用統計グラフを閲覧することもできる。
また、「Opera」ですっかりお馴染となった“スピードダイヤル”やタブの切り替えもサポートされている。“スピードダイヤル”はあらかじめ登録しておいたWebサイトへすばやくアクセスするためのランチャー機能で、アプリバー右端のボタンから手軽に開くことが可能。タブの切り替えはアプリバー左端のボタンから行う仕組みとなっており、プレビューを確認しながら左右へタブをフリックして切り替えられるようになっている。
ブラウザー画面のアドレスバーは検索ボックスも兼ねており、閲覧履歴やGoogle検索から目的のサイトをすばやく探し出せる。さらにアドレスバー左端の[+]ボタンを押せば、閲覧中のWebページをブックマークへ登録したり、スタート画面へピン留めしておくことが可能。“スピードダイヤル”への登録もここから行える。なかでも便利なのがオフライン時にも閲覧できるようにWebページを保存しておける機能だ。地下鉄の時刻表や待ち合わせ場所の地図をこの機能で保存しておけば、地下や山中などの通信状態に不安のある場所へ出かけるときにも心強い。
ソフトウェア情報
- 「Opera Mini」
- 【著作権者】
- Opera Software ASA
- 【対応OS】
- Windows Phone 8.1
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 8.0.4.73(15/06/16)