レビュー
Windowsの特殊フォルダーを列挙する「SpecialFoldersView」
ダブルクリックでフォルダーへ簡単アクセス。情報をファイルへ出力する機能も
(2016/2/3 05:05)
「SpecialFoldersView」は、Windowsの特殊フォルダーを列挙するツール。64bit版を含むWindows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/10に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 10で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
Windowsにはシステムファイルを格納するフォルダーやアプリケーションをインストールするフォルダー、“マイ ドキュメント”や“マイ ピクチャー”などのユーザーフォルダーといったさまざまな特殊フォルダーが存在する。これらのフォルダーのパスはシステムのバージョンやユーザーによって異なる場合があるので、アプリケーションで利用する場合は“SHGetSpecialFolderPath()”などのAPIを利用して取得する必要がある。このような特殊フォルダーの情報を列挙して、一覧表示できるのが「SpecialFoldersView」だ。
本ソフトでは特殊フォルダーの名前とパスのほかにも、隠しファイルかどうか、読み取り専用かどうか、システムファイルかどうかといったフォルダーの属性も取得できる。フォルダーをダブルクリックすれば、「エクスプローラー」で当該フォルダーを開くこともできるので、特殊フォルダーを開くためのランチャーとしても利用できる。
そのほかにも、選択したフォルダーの情報をファイルへエクスポートする機能や、パスをクリップボードへコピーする機能などを搭載。パスをコピーする際は、環境変数を用いた形式を選択することもできる(“マイ ミュージック”の場合、“%USERPROFILE%\Music”)。インストール不要で利用できるポータブルアプリになっているので、USBメモリなどに入れて持ち運べば役に立つこともあるだろう。
ソフトウェア情報
- 「SpecialFoldersView」
- 【著作権者】
- Nir Sofer 氏
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.26