レビュー

Windows 10/10 Mobile両対応のシンプルな実用テキストエディター「Scyphoz Notepad」

マルチドキュメント・編集モードに対応。「Emacs」風のキーバインディングも

「Scyphoz Notepad」v1.2.4

 「Scyphoz Notepad」は、Windows 10とWindows 10 Mobileの両方に対応したシンプルなテキストエディター。“Microsoft ストア”でダウンロード販売されている。本来の価格は価格は230円(税込み)だが、2月中に限り、無償で入手できる。

 本アプリは、“ユニバーサル Windows プラットフォーム(UWP)”対応のシンプルなテキストエディター。Windows 10ならばデスクトップでもモバイルでも利用できるのが特徴だ。

 けっして高機能・多機能とは言えないものの、複数のドキュメントを開いてメニューで切り替えられる点や、編集モードをいくつか搭載しており、一般のテキストだけでなく、HTML/XMLファイル、設定ファイル(INI形式)、“Python”言語のコードなどが扱える点は優れている。簡単なシンタックスハイライトもサポートされているのもうれしいポイントだ。さらに、海外製アプリでは省略されがちな折り返し表示にも対応しているので、日本語のテキストを問題なく扱える。

マルチドキュメントをサポート
編集モードをいくつか搭載。シンタックスハイライトも可能

 そのほかにも、テキストの検索や置換、印刷、エンコーディングと改行コードの変更、編集テキストの自動保存、セッションの保存・復元など、テキストエディターに必須とされる基本的な機能はしっかり押さえられており、UWPアプリとしては十分実用的と言える。また、「Emacs」風のキーバインディングがサポートされているのも、一部ユーザーには歓迎されそうだ。

ファイルメニュー
編集メニュー
設定画面
キーバインド画面。設定画面で「Emacs」風のキーバインディングへ切り替えることも

ソフトウェア情報

「Scyphoz Notepad」
【著作権者】
Scyphoz Apps
【対応OS】
Windows 10/10 Mobile
【ソフト種別】
ダウンロード販売 230円(税込み、2月中は無料)
【バージョン】
1.2.4

(樽井 秀人)