REVIEW(09/09/08)
“Windows 7”の新しいタスクバー“スーパーバー”をXP/Vistaで再現「SBar」
外観だけでなく、ジャンプリストやウィンドウサムネイル、ピン留めなどの機能も再現
「SBar」は、次期OS“Windows 7”の新しいタスクバー“スーパーバー”を現行のOSで再現できるタスクトレイ常駐型ソフト。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XP/Vistaで動作を確認した。Microsoftが運営するオープンソース開発支援サイト“CodePlex”のプロジェクトページからダウンロードできる。
本ソフトを利用すれば、Windows XP/VistaといったOSで“Windows 7”の新しいタスクバー“スーパーバー”を再現できる。Windows標準のタスクバーの前面に重ねて、本ソフトが再現する“スーパーバー”が表示される仕組みで、タスクバー上のアプリケーションアイコンへマウスカーソルを移動させると、開いている複数ウィンドウのサムネイルを一覧表示することも可能。
また、右クリックでコマンドや履歴を表示する“ジャンプリスト”にも対応。ジャンプリスト上の[Pin to taskbar]メニューを選択することで、好きなアプリケーションを起動中以外にも常時タスクバーへ表示しておく“ピン留め”機能を利用することもできる。
さらに、本ソフトは独自にさまざまなアプリケーションの情報を集めたデータベースを内蔵し、「Firefox」や「Skype」といった一部の対応ソフトでは、データベースをもとに各ソフト独自のメニューをジャンプリストへ表示可能。たとえば「Skype」の場合は、ジャンプリストへオンライン・オフラインといったステータスを変更できるメニューが追加される。
お世辞にも動作が速いとは言えず、“スーパーバー”がときどきWindows標準のタスクバーの裏へ隠れてしまい、操作不能になるといった不具合なども見られるが、“スーパーバー”をほぼ再現できるのは面白い。
- 【著作権者】
- DimitarCC 氏
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows XP/Vistaで動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.061 Beta(09/08/13)