REVIEW(10/01/07)

歌詞とコードのみが記載された弾き語り用の譜面を作成できる「弾き語りの友」

譜面は印刷したり画像として出力できるほか、簡単な操作で譜面を移調可能

「弾き語りの友」v1.03「弾き語りの友」v1.03

画像出力した譜面画像出力した譜面

 「弾き語りの友」は、歌詞の上部にコードが記載された弾き語り用の譜面を作成できるソフト。Windows 2000/XP/Vistaに対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。

 一定の書式に従って歌詞とコードを記述することで、弾き語り用の譜面を作成する仕組み。譜面を作成するには、まず歌詞を記述し、コードを表記したい部分へ“[Am7]”といったように半角の角括弧で囲んだコード名を入力すればよい。作成した譜面はプリンターで印刷するほか、PNG形式の画像として保存することも可能。なお、画像として保存する際は、譜面の右下へ本ソフトで作成した旨が記載される。

 歌詞を漢字混じりで記述した際に漢字の途中へコードを表示したい場合は、半角の“<”“>”を使ってコードを表示する位置を調節可能。譜面へタイトルや作詞者、作曲者、キーなどを記載することもできる。詳しい記述方法は作者サイトにある“言語リファレンス”ページに掲載されているので参考にするとよいだろう。

 さらに、画面上部の“移調”パラメーターを変更するだけで記述した譜面を移調することが可能。また、カポタストを使用してギターを弾く際に、押さえるコードフォームを表記する“カポタスト”プルダウンメニューも備えている。

 そのほか、画像保存する際の横幅や譜面上部・左右の余白などを設定できる。また、フォントの種類と大きさも指定可能で、コードチェンジが多い曲でコード名が重なって印刷される際などはフォントの大きさを調節するとよいだろう。

【著作権者】
Logical Arts
【対応OS】
Windows 2000/XP/Vista
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.03(09/12/18)

(長谷川 正太郎)