REVIEW(10/03/15)

食事中でも箸を離さずに操作できる箸コントロールWebブラウザー「おつまみさん」

USBカメラに映った箸を認識してその動きで操作を行う仕組み

「おつまみさん」v1.0「おつまみさん」v1.0

 「おつまみさん」は、USBカメラを利用することで食事中でも箸を離さずに操作できるWebブラウザー。Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/7などに対応するフリーソフトで、本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。なお、動作にはAdobe AIR 1.5以降が必要。

 USBカメラに映った箸を認識してその動きで操作を行う仕組みで、食事中に箸をマウスへ持ち替えなくてもWebブラウジングができる。食事中くらいしかWebブラウジングができない忙しい人や、片時もWebから離れたくない人にオススメ。

 本ソフトを起動するとUSBカメラの映像が表示された箸認識画面が開くので、映像の中にある斜めの白線に箸が重なるように位置を調整しよう。しばらくそのまま箸を静止させておくと自動で認識してくれる。箸が白線全体を覆うようにして位置を固定するのが認識させるコツだ。

 認識が完了すると、お皿の上に載った本ソフト専用のホームページが表示され、箸によるWebブラウジングが可能となる。マウスカーソルの代わりに表示される箸をWebページ表示部の四方にある三角アイコンに重ねるとスクロール、箸をWebページのリンク上に重ねて1秒待つと現れる豆を箸でつまむとリンク先へ移動可能。

 さらに、ウィンドウ下部に並んだ豆を箸でつまむことで、“戻る”“お気に入りを開く”“お皿のデザインを変える”といった操作が可能。ウィンドウ左下にはUSBカメラの映像が表示されるので、操作の基準にするとよいだろう。

 なお、編集部で試用したところ、本ソフトは色により箸を認識している模様で、淡い色や全体に柄の描かれた箸を使うと操作がしづらかった。操作に使う箸ははっきりとした色で柄の少ないものを使うとよいだろう。また、操作にはかなりコツが必要で、短時間の練習では思い通りに操作できなかった。

【著作権者】
(株)リクルート メディアテクノロジーラボ
【対応OS】
Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0(10/03/04)

(長谷川 正太郎)