REVIEW(10/04/21)
ウィンドウの移動やリサイズといった操作を拡張する「SecondShell」
レジストリなどを利用せず、USBメモリなどでの持ち運びにも対応
「SecondShell」は、ウィンドウの各種操作を拡張できるタスクトレイ常駐型ソフト。Windowsに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。
本ソフトは、キーボードやマウスを利用したウィンドウ操作を拡張できる。たとえば、通常ウィンドウはタイトルバー部分をドラッグしないと移動できないが、本ソフトを利用すれば[Alt]キーを押し下げている間はウィンドウのどの部分をドラッグしても移動できる。また、[Alt]キーを押しながらマウスを右ボタンでドラッグすれば、ウィンドウのリサイズも可能。ウィンドウの枠をドラッグするよりも簡単だ。
そのほか、[Ctrl]+[Alt]+左右カーソルキーで、ウィンドウの幅をデスクトップの幅いっぱいへ広げることも可能。同様に上下カーソルキーを使えば、ウィンドウの高さをデスクトップの高さに合わせてリサイズできる。また、タイトルバーの右クリックでウィンドウを最小化できるほか、タイトルバーのホイールクリックでウィンドウを閉じることも可能。
さらに細かいカスタマイズを行いたい場合は、設定ファイル“secondshell.ini”を編集するとよいだろう。ホットキーでアプリケーションを起動するといったことも可能で、初期状態では[Ctrl]+[R]キーで「メモ帳」を、[Ctrl]+[G]キーで「電卓」を起動できる。本ソフトはレジストリなどを利用せず、USBメモリなどで持ち運んで利用できるように設計されているので、どんな環境でも同じウィンドウ操作を実現できるのがうれしい。
なお、本ソフトは[Ctrl]+[CapsLock]キーで機能を一時的にOFFにすることができるが、編集部にて試用したところ正常に動作しなかった。機能を一時的にOFFにしたい場合は、タスクトレイアイコンをダブルクリックしよう。
- 【著作権者】
- SecondShell
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.0.7(10/03/18)