REVIEW（10/09/10）

　「Closy」は、重複するタブや空白のタブなど、特定の条件に一致するタブをまとめて閉じられる「Firefox」用の拡張機能。「Firefox」v1.0以降に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows Vista上の「Firefox」v3.6.9で動作確認した。ライブラリサイト“Firefox Add-ons”からダウンロードできる。

　普段からタブを大量に開きがちな人は、知らず知らずのうちにすでに開いているタブと同じWebページを開いていたなどという経験があるだろう。開きすぎたタブを整理する際に、ひとつひとつのタブを確認していくのはとても手間がかかる。

　そこで本拡張機能を利用すれば、うっかり開いてしまった重複タブや、ファイルのダウンロード時などに生成されることがある空白タブ、さらには同一ホストのタブなどを一括して閉じることが可能。

　本拡張機能を導入すると、タブの右クリックメニューへ［Closy］という項目と、そのサブメニューに8つの項目が追加され、クリックすることで該当するタブをまとめて閉じることができる。

　［Close Blank Tabs］は空白のタブ、［Close Duplicate Tabs］は重複しているタブ、［Close other Tabs with same URL］はアクティブなタブと同一URLのタブ、［Close other Tabs with same Host］はアクティブなタブと同一ホストのタブとなっている。

　さらにユニークなのが、［Close Tabs with Text in Title］と［Close Tabs with Text in Source］だ。これらは前者がテキストボックスで指定した文字列がタイトルに含まれるタブを閉じる機能。後者は同じく指定した文字列がソースに含まれるタブを閉じる機能。ソース内の文字列を指定するなどというのは非常にニッチと思われる機能だが、メディアプレイヤーが埋め込まれたWebページだけをまとめて閉じたい、といった場合に活用できそうだ。

　そのほか、タブ拡張では定番と言える、アクティブなタブより左または右側のタブをまとめて閉じられる［Close Tabs to the Left］と［Close Tabs to the Right］も備えている。