REVIEW(10/10/19)
タスクトレイアイコンへのドラッグ&ドロップでファイルを簡単共有「FluffyApp」
オンラインストレージサービス“CloudApp”を利用、共有リンクをクリップボードへ
「FluffyApp」は、タスクトレイアイコンへファイルをドラッグ&ドロップするだけで、オンラインストレージサービス“CloudApp”へファイルをアップロードできるソフト。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロード可能で、動作には.NET Framework 3.5が必要。
本ソフトは、Windowsからオンラインストレージサービス“CloudApp”を利用できる非公式クライアントソフト。“CloudApp”の公式クライアントはMac OS X向けのみが公開されている。
公式クライアントの特長は、Mac OS Xのメニューバーへドラッグ&ドロップするだけで、ファイルをアップロードできる手軽さ。さらに、アップロードされたファイルの共有リンクを取得してクリップボードへ格納し、ほかのユーザーとメールやTwitterを介して簡単にファイルを共有することもできる。
また、“CloudApp”のアカウントは無償で取得可能で、25MBまでのファイルを1日10個までアップロードできる。アップロードされたファイルは3カ月間後に破棄されるので一時的なファイルの受け渡しに用途が限定されるが、とにかく手っ取り早くファイルを共有するにはうってつけのサービスと言えるだろう。
「FluffyApp」でも、公式クライアントと同様の手軽さを再現しており、タスクトレイアイコンへファイルをドラッグ&ドロップするだけで、ファイルを“CloudApp”へアップロード可能。共有リンクも同じく、自動でクリップボードへ格納される。
さらに、[PrintScreen]キーなどで撮影したデスクトップのスクリーンショットを自動でアップロード・共有できる機能を備えるほか、タスクトレイアイコンの右クリックメニューから、最近アップロードしたファイルの管理や共有リンクの再取得が可能になっている。また、今後のバージョンではホットキー操作によるアップロードへの対応も予定しているようだ。
なお、アップロードできるファイルの種類に制限はなく、どんなファイルでも自由にアップロード可能。さらに、複数ファイルのアップロードも可能で、自動でZIP形式へ圧縮した上でアップロードされる仕組みになっている。ただし、編集部にて試用したところ、執筆時現在フォルダ単位でのアップロードには対応していないようだ。
また、“CloudApp”には有償の“Pro”アカウントも用意されており、こちらは月々4ユーロで250MBまでのファイルを保管期限や数量制限なしにアップロードできる。ただし、作者によると本ソフトは“Pro”アカウントでテストされていないとのことなので、利用の際は注意しよう。
- 【著作権者】
- a2h 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.8.3 beta