REVIEW(10/12/02)
カレンダー型のファイル管理支援ソフト「Nemo Documents」
同じ日に作成・更新したファイルが一目瞭然
「Nemo Documents」は、片付けが苦手な人にオススメなファイル管理支援ソフト。Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
Windows上でファイルを整理するには、基本的にフォルダを使う必要がある。ところが、多階層のフォルダを作り、あとでファイルを探すためにフォルダ階層を再び辿るという作業は、あまり効率的ではない。そのため、ファイル整理用のフォルダを作成せずに、さまざまなファイルを“デスクトップ”や“マイ ドキュメント”へ雑多に保存している人も多いのではないだろうか。
そんな人にオススメする「Nemo Documents」は、指定フォルダ以下にあるファイルを、その更新日時に従って週間・月間・年間カレンダー上へ一覧表示してくれる。つまり、対象のファイルが更新日時をもとに自動で整理されるため、同じ日に作成・更新したファイルが一目瞭然となるわけだ。たとえば、その日の作業に関わったであろうファイルを見つけやすくなったり、逆にその日の作業を思い出すきっかけにもなるだろう。
標準の設定では、TXTファイルやオフィス文書、PDFファイル、JPEG/PNG/GIFなどの画像ファイル、AVI/MPEG/WMVなどの動画ファイル、MP3/AAC/WMAなどの音声ファイル、ZIPファイルがカレンダーへの表示対象となっており、ファイル種別ごとに表示のON/OFFを切り替え可能。もちろん、表示対象となるファイルの拡張子を任意に追加できる。
カレンダー上では、ダブルクリックでファイルを開けるほか、ファイルの右クリックメニューからファイルの保存先フォルダを開くことも可能。また、独自のスターマークやラベルを付加する機能を搭載しており、ファイルを絞り込みたいときに役立つ。さらに、“Google カレンダー”の予定や“Google ドキュメント”の文書をカレンダー上に表示する機能もある。
- 【著作権者】
- IOLA ApS
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.83 BETA(10/11/30)