REVIEW(11/01/21)
「Google Chrome」で閲覧中のWebページを“Kindle”へ転送「Send to Kindle」
メインコンテンツのみを自動で抽出してメール送信、“あとで読む”のに最適
「Send to Kindle」は、“Amazon.com”の電子書籍リーダー“Kindle”へ、閲覧中のWebページの内容を簡単に転送できる「Google Chrome」用の拡張機能。編集部にてWindows 7上の「Google Chrome」v8.0.552.237で動作を確認した。ライブラリサイト“Google Chrome 拡張機能ギャラリー”からダウンロードできる。
本拡張機能は、メールで“Kindle”本体へコンテンツを送信する“Amazon.com”のパーソナルドキュメント転送サービスを利用しているので、利用するにはその設定を行う必要がある。なお、本稿では第3世代の“Kindle 3G + Wi-Fi”を利用しており、設定手順の説明もそれに準じている。
まず、“Kindle”のホーム画面で[メニュー]ボタンを押し、プルダウンメニューから[Settings]項目を選択しよう。すると設定ページが現れるので、2ページ目を開く。そこの“Device Email”欄に記載されている“***@kindle.com”という形式のメールアドレスをメモしておこう。
次に、拡張機能のオプションページを開き、“My Kindle's email address”欄へ先ほどメモしたメールアドレスを入力しよう。ただし、ドメイン部分は“kindle.com”ではなく“free.kindle.com”を指定する必要があるので注意。“kindle.com”を指定した場合、メールを3G回線経由でも受け取れるようになるが、米国外の場合は1MBあたり0.99米ドルがかかる。
最後に、“Amazon.com”にある“Kindle”の管理ページを開き、“kindle@klip.me”というメールアドレスを受信許可リストへ追加する。これで基本的な設定は完了だ。“Kindle”の管理ページのURLは以下の通り。
あとは“Kindle”をWi-Fiに接続しておくだけで、メールがプッシュ配信されるようになる。本拡張機能は、コンテンツをメール送信する作業を自動で行ってくれる上、メインとなるコンテンツ部分のみを抽出する機能も備えているのがとても便利。
また、自動でメイン部分を抽出できない場合は、選択したテキスト部分のみを送信する機能を利用できる。そのほか、コンテンツ抽出の結果を確認せずにワンクリックで転送する機能や、ショートカットキーで送信する機能などを備えている。Webページを“あとで読む”ための端末として“Kindle”を活用するには欠かせない拡張機能だ。
- 【著作権者】
- www.irido.com
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.6.3(11/01/20)