REVIEW(11/02/03)
プライマリモニター以外にも擬似的なタスクバーを表示できる「ZBar」
スタイルはカスタマイズ可能、ほかにもマルチモニター環境で便利な機能を搭載
「ZBar」は、プライマリモニター以外にも擬似的なタスクバーを表示できるタスクトレイ常駐型ソフト。Windowsに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
マルチモニター環境のWindowsでは、一般的にプライマリモニター以外のモニターにはタスクバーが表示されない。とくにマウスによるタスク切り替えに慣れた人のなかには、マウスカーソルの移動距離が非常に長くなるため、この仕様を不便に思う人が多いのではないだろうか。そんな人には「ZBar」をお勧めしたい。
本ソフトを利用すれば、擬似的にタスクバーを作り出してプライマリーモニター以外のモニターにもタスクバーを配置できる。この際、各モニターのタスクバーにはそのモニターに表示されているタスクのボタンのみが表示される。そのため、マウスでタスク切り替えを行っている場合、マウスカーソルの移動距離が大幅に短縮できる。
“擬似”タスクバーのスタイルは詳細にカスタマイズ可能で、オプションダイアログからタスクバー右端の時計・日付表示の有無や、タスクボタンへアプリ名を表示するかどうか、タスクバーの透明度などを指定可能。プリセットとして“Windows XP”“Windows 7”といったスタイルが用意されており、ボタン1発でスタイルを変更することもできる。
また、本ソフトはマルチモニター環境で便利な機能をほかにも搭載している。たとえば、アクティブなウィンドウを現在表示されているものと異なるモニターへ移動させるショートカットキーを設定したり、複数のモニターにまたがる壁紙を指定可能。さらに、6カ月表示のカレンダーを表示する機能も搭載している。
- 【著作権者】
- Zhorn Software
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 0.81(10/12/13)