レビュー
ディスクにおけるファイルの占有状況をグラフィカルに表示する「DiskView」
“Windows Sysinternals”製。クラスター単位で利用状況が調査できる
(2013/9/27 16:58)
「DiskView」は、ディスクにおけるファイルの占有状況をグラフィカルに表示できるツール。Windows XP以降のクライアントOSおよびWindows Server 2003以降のサーバーOSに対応するフリーソフトで、“Windows Sysinternals”からダウンロードできる。
本ソフトはNTFSでフォーマットされたボリュームをスキャンし、そのボリュームがどのように利用されているかをグラフとして視覚化する。このようなグラフはデフラグソフトでお馴染みだが、本ソフトはそれをより詳細にしたものだと言えるだろう。
本ソフトを利用するには、画面下部にあるリストから対象となるボリュームを選択し、[Refresh]ボタンを押す。すると、セルマップと帯グラフにクラスターの状態(利用・非利用、断片化しているかどうかなど)が色分け表示される。この色分けは自由にカスタマイズすることが可能。
2つあるグラフのうち、帯グラフはボリューム全体を表し、左端がクラスター0を表す。一方、セルグラフは帯グラフの選択部分を詳細表示したもので、1つのセルが1つのクラスターに対応している。このセルグラフは、画面下部にあるズームボタンで拡大・縮小することが可能。セルを選択すると、画面上にあるテキストボックスに当該クラスターを占有しているファイルの名前が表示され、さらにセルをダブルクリックすると、当該クラスターの詳細情報(Cluster Property)がチェックできる。
そのほか、スキャンしたデータをテキストファイルにダンプする機能も備える。ただし、環境によってはファイルサイズが非常に大きくなるので注意してほしい。
ソフトウェア情報
- 「DiskView」
- 【著作権者】
- Bryce Cogswell 氏
- 【対応OS】
- Windows XP以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.4(10/03/25)