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トラブルシューティングツール集“Windows Sysinternals”が更新 ~ARM64版も充実

「VMMap」「RAMMap」「Sysmon」の3つに改善

 米Microsoftは10月16日(現地時間)、開発者・管理者向けのトラブルシューティングツール“Windows Sysinternals”の一部をアップデートした。現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。今回アップデートされたツールは、「VMMap」、「RAMMap」、「Sysmon」の3つだ。

 「VMMap」は、プロセスの仮想メモリレイアウトを表示するユーティリティ。最新版のv3.30では、「.NET Core 3.0」で管理されているヒープを特定できるようになった。

「VMMap」v3.30

 「RAMMap」は、物理メモリの使用状況を分析して表示するユーティリティ。v1.60ではマップカラーのカスタマイズが可能になったほか、異なるタイプのシステムワーキングセットを空にする新しいコマンドラインオプション“-e”が導入されている。

「RAMMap」v1.60

 「Sysmon」は、デバイスドライバーとシステムサービスのログを採取して、「イベント ビューア」や「Windows PowerShell」などで分析できるようにするコマンドラインツール。v12.01はセキュリティ問題と不具合を解決したメンテナンスアップデートなので、ユーザーはかならずアップデートしておきたい。

 そのほかにも、ARM64版のツールを集めた「Sysinternals Suite for ARM64」もアップデートされた。最新版には「AccessChk」v6.13、「DiskView」v2.41、「VMMap」v3.30が追加されているという。

ARM64版のツールを集めた「Sysinternals Suite for ARM64」

 「Sysinternals Suite for ARM64」は、同社のWebサイト(https://download.sysinternals.com/files/SysinternalsSuite-ARM64.zip)から無償でダウンロード可能。