レビュー

Windows上で手軽に起動できるAndroid OS「Windroy」

Androidのバージョンは4.0.3、アプリのインストールも可能

「Windroy」v20140113

 「Windroy」は、Windows上のアプリケーションとして動作するAndroid OS。Windows Vista/7/8に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトからダウンロードできる。

 面倒な設定などはなく、インストールするだけでいきなり起動できるのが特長。起動するAndroidのバージョンは4.0.3で、タブレット用のユーザーインターフェイスで表示される。マウスカーソルは指型に変化し、マウスの左ボタンを押すと画面をタッチしたことになる仕組み。

 仮想の無線LAN“Windroy”を有効にすることで、PCで利用しているネット接続経由でインターネットを利用できる。また、Androidの“Language & Input”設定画面からユーザーインターフェイスの日本語化が可能。さらに、仮想キーボードによる文字入力に加え、PCのキーボードからの文字入力ができるが、日本語入力は正しく動作しなかったほか、PCのキーボードは英語キーボードとして認識された。

仮想の無線LAN“Windroy”を有効にすることで、ネット接続が可能
“Language & Input”設定画面からユーザーインターフェイスを日本語化

 加えて「Google Play」は利用できないものの、本ソフトのインストールフォルダ以下にある“\windroy_root\data\app”フォルダへアプリのAPKファイルを保存することでアプリをインストール可能。編集部にて試用したところ、マーケットアプリ「Tapnow Market」をインストールし、登録されている一部のアプリをインストール・起動できることを確認した。

 本ソフトは起動が簡単なほか動作も軽快なため、自作アプリのテストのほか、マーケットアプリをインストールしてデスクトップでAndroidのアプリを楽しみたい場合にも利用できるだろう。ただし、同じくマーケットアプリの「Amazon Android アプリストア」はインストール・起動まではできたものの、編集部ではアプリのインストールが正常に行えなかった。

「Quake」をプレイ可能

 そのほか、デフォルトでFPSゲーム「Quake」がインストールされている。

ソフトウェア情報

「Windroy」
【著作権者】
Socketeq
【対応OS】
Windows Vista/7/8
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
20140113

(長谷川 正太郎)