レビュー
「Word」「Excel」から“Wikipedia”を参照・引用できるMicrosoft製Office用アプリ
「Word 2013」「Excel 2013」で利用可能
(2014/6/27 12:53)
「Wikipedia(Wikipedia app for Microsoft Office)」は、“Wikipedia”の記事を簡単に「Microsoft Office」ドキュメントへ挿入できるようにする“Office 用アプリ”。「Microsoft Word 2013」および「Microsoft Excel 2013」に対応しており、“Office ストア”から無償でインストールできる。なお、動作には「Internet Explorer 9」以降が必要。
“Office用アプリ(Apps for Office)”とは、「Office」を拡張するミニアプリケーション。「Office 2013」から利用できるようになった新しい機能で、作業ウィンドウ(サイドパネル)でWebサービスを参照したり、ドキュメントにコンテンツを埋め込む機能を「Office」へ追加することができる。JavaScriptで開発できるので、Web開発との親和性が高いのも特徴だ。
本アプリは、Microsoftのオープンソースプロジェクトを担当する子会社“Microsoft Open Technologies(MS OpenTech)”が開発した“Office 用アプリ”。“GitHub”でソースコードが公開されているので、“Office 用アプリ”を開発する場合は参考にするとよいだろう。
本アプリを利用すると、「Word」や「Excel」のサイドパネルで“Wikipedia”の記事を参照することが可能。キーワード検索を行ったり、リンクをクリックして別のページを閲覧することもできる。サイドパネルにフィットしたレイアウトで閲覧できるので、執筆中にちょっと調べ物をしたいといった用途に役立つ。
さらに、“Wikipedia”の記事を引用することも可能。記事を選択すると現れる挿入ボタンをクリックすれば、選択部分がドキュメントに挿入される。引用文末尾にソースのURLが自動で付加されるのが便利だ。
なお、“Office ストア”で配布するアプリを「Office 2013」で利用するには、「Office 2013」に紐づいた“Microsoft ID”が必要。インストールを行うには、まず“Office ストア”のアプリ公開ページにある[追加]ボタンを押す。すると[Office 用アプリ]ダイアログの[個人用アプリ]タブにインストールしたアプリが追加され、利用できるようになる。[個人用アプリ]タブにアプリが現れない場合は、右上にある“最新の状態に更新”リンクをクリックしよう。一度利用したアプリは、[挿入]リボンタブにある[個人用アプリ]ボタンからすばやくアクセスすることもできる。
ソフトウェア情報
- 「Wikipedia(Wikipedia app for Microsoft Office)」
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.2.0.0(14/04/23)