レビュー

クリップボード内のデータからワンクリックでWeb検索などが可能な「QuickAction」

Webブラウザーやファイラーへクリップボード内の文字列を渡しての検索が可能

「QuickAction」v1.0

 「QuickAction」はクリップボード内の文字列に対して指定したアクションを起こすことができる常駐ソフト。64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、本ソフトを使用するには.NET Framework 4.0が必要。

 本ソフトは、クリップボードに文字列を取り込んで[アクション実行]ボタンをクリックするだけで既定の処理を行うことが可能。処理には検索エンジン・ショッピングサイト・ニュースサイトなどのWeb検索だけでなく、検索ソフト「Everything」によるローカルファイル検索も可能。

 さらに、“関連付けで開く”というアクションが用意されている。これは、Windowsの標準機能“ファイル名を指定して実行”の代わりとなるもので、ファイルやフォルダの絶対パスを取り込んで“アクション実行”すれば対象となるファイルなどが開かれ、“dxdiag”のようにコマンド名を取り込んで“アクション実行”すれば、そのコマンドが実行可能。そのほか、ユーザーが自らアクションの内容を定義して追加することができるだけでなく、インターネットに接続していれば作者が追加したアクションを自動で更新する機能を備える。

設定項目はユーザーが編集できる
この状態で“アクション実行”をクリックすれば「DirextX 診断ツール」が起動する

 本ソフトのウィンドウにはクリップボード内に文字列が入っている場合その内容が表示される。また、既定の処理はドロップダウンリストから選択するだけで処理内容を変更でき、別の処理を選んだ時点で自動的にその処理を行うことが可能。

ソフトウェア情報

「QuickAction」
【著作権者】
nao4u 氏
【対応OS】
64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.1(14/09/03)

(市川 祐吉)