レビュー
閲覧サイトが“HTTP/2”対応かチェックできるFirefox拡張「HTTP/2 and SPDY indicator」
“HTTP/2”の元になったGoogle製のプロトコル“SPDY”にも対応
(2015/2/27 11:00)
「HTTP/2 and SPDY indicator」は、閲覧しているWebサイトで“HTTP/2”プロトコルが使われているかを簡単にチェックできるようにする「Firefox」用の拡張機能。「Firefox」v10.0以降に対応しており、編集部にてWindows 8.1上の「Firefox」v36.0で動作を確認した。“Add-ons for Firefox”から無償でダウンロードできる。
先日公開された最新安定版「Firefox 36」では、“HTTP/2”プロトコルがサポートされた。“HTTP/2”は、1999年に標準化された“HTTP/1.1”以来となる16年ぶりの“HTTP”プロトコルの新バージョン。“HTTP/1.1”との互換性を保ちつつ、リクエストとレスポンスのパイプライン化(応答を待つことなく次の送信を行って待ち時間を削減し、送受信全体にかかる時間を短縮)やヘッダー圧縮といった工夫を施すことで、通信の効率向上とパフォーマンスアップを実現している。
サーバーとのやり取りに“HTTP/2”プロトコルが利用されているかどうかは、“開発者ツール”などで確認できるが、もっと簡単にチェックしたい場合は「HTTP/2 and SPDY indicator」を利用するとよい。本拡張機能をインストールして“HTTP/2”対応サイトを閲覧するとアドレスバー右側に青い稲妻マークのアイコンが表示され、“HTTP/2”プロトコルを利用した通信が行われていることを知らせてくれる。
また、“HTTP/2”の元になったGoogle製のプロトコル“SPDY”にも対応。対応サイトでは、プロトコルのバージョンとともに緑色の稲妻マークで“SPDY”による通信を行っていることが示される。
なお、稲妻マークが灰色の場合は、ドキュメントの一部だけが“HTTP/2”“SPDY”でやり取りされていることを示すようだ。詳しい情報はインジケーターアイコンのツールチップで確認することができる。
ソフトウェア情報
- 「HTTP/2 and SPDY indicator」
- 【著作権者】
- Cheng Sun 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.2(14/11/26)