レビュー
『進撃の巨人 関西弁版』に出てくる用語を収録したIME辞書「進撃の巨人関西弁版 辞書」
“きょじん”を“巨人<でっかいおっさん>”へ変換可能
(2015/3/20 14:55)
「進撃の巨人関西弁版 辞書」は、講談社が無償公開しているマンガ『進撃の巨人 関西弁版』1巻に出てくる用語を収録した日本語入力システムのユーザー辞書。現在、作者のWebサイトからダウンロードできる。
『進撃の巨人』は、圧倒的な力をもつ“巨人”の大群を相手に三重の壁をもつ街へ追い詰められた人類世界を描いたファンタジーマンガ。強大な力相手に絶望的な戦いを挑む人間ドラマと“巨人”の謎、そしてワイヤーを射出することで垂直方向の機動を実現した“立体機動装置”を利用した迫力のあるバトルが魅力。先日はキャラクター全員が関西弁を話す『進撃の巨人 関西弁版』が出版社から無償公開され、話題を呼んだ。
この『進撃の巨人 関西弁版』で使われた“こってこて”の関西弁をIME辞書にしたのが、「進撃の巨人関西弁版 辞書」。98の『進撃の巨人 関西弁版』用語が収録されており、たとえば“きょじん”を“巨人<でっかいおっさん>”、“いたんしゃ”を“巨人ファン”へ、“やばいおっさん”を“奇行種”へ変換できるようになる。
完全なネタかと思いきや、“いきなし”を“突然”に、“せんせえ”を“教官”に変換できるなど、標準語への翻訳ツールとして便利なところもあるのが侮れないところ。フォーマルなビジネスメールを作成するとき、つい関西弁を使ってしまうダメな“関西人<じんるい>”にとってはありがたいかもしれない。“あんぜん”が“痛快エブリデイ”になってしまう点などに注意して活用してほしい。
なお、本辞書はテキスト形式で配布されている。Windows 8.1で「Microsoft IME」を利用している場合は、タスクトレイアイコンの右クリックメニューから“ユーザー辞書ツール”を起動し、システム辞書ファイルへ変換して利用するとよいだろう。変換した辞書ファイルは、「Microsoft IME」の詳細設定ダイアログにある[辞書/学習]タブで追加すると有効化される。
ソフトウェア情報
- 「進撃の巨人関西弁版 辞書」
- 【著作権者】
- 飛烏あすか 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.00(15/03/14)