レビュー

Flashコンテンツの自動読み込みをブロックするFirefox拡張機能「Flash Block Plus」

あらかじめ指定したサイトでは自動読み込みを許可するホワイトリスト機能も搭載

「Flash Block Plus」v0.1.1.1-signed

 「Flash Block Plus」は、Flashコンテンツの読み込みをコントロールできるようにする「Firefox」用の拡張機能。「Firefox」v29.0以降に対応しており、編集部にてWindows 8.1上の「Firefox」v38.0.5で動作を確認した。ライブラリサイト“Add-ons for Firefox”から無償でダウンロードできる。

 本拡張機能を利用すると、Webページに埋め込まれているFlashコンテンツの自動読み込みをブロックし、ユーザーが許可するまで再生しないようにすることが可能。意図せず悪意あるコンテンツが実行されるのを防ぐ「Firefox」のセキュリティ機能“Click to Play”によく似た仕組みと言える。

 本拡張機能によってFlashコンテンツがブロックされると拡張機能のボタンが赤くなり、ブロックしたコンテンツの数がオーバーレイ表示される。本来Flashコンテンツが表示されるはずだった場所には、代わりに“Flash Content!”と書かれたプレースホルダーが配置され、このプレースホルダーをクリックすれば、通常通りFlashコンテンツをロードして再生できる仕組み。ブロックが行われなかった場合は、拡張機能のアイコンがグレーアウトされる。

コンテンツがブロックされると拡張機能のボタンが赤くなり、ブロックしたコンテンツの数がオーバーレイ表示される。本来コンテンツが表示されるはずだった場所にはプレースホルダーが配置される

 もし自動でFlashコンテンツを読み込みたいWebサイトがある場合は、ドメイン単位でホワイトリストに登録してブロックを一時的に無効化することも可能。ホワイトリストの編集は、拡張機能のボタンを押すと現れるポップアップで行える。

 また、拡張機能そのものを一時的に無効化することも可能。その場合は、ポップアップの右下にある「Adobe Flash」のアイコンをクリックすればよい。

ソフトウェア情報

「Flash Block Plus」
【著作権者】
AdblockLite
【対応OS】
(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.1.1.1-signed(15/03/25)

(樽井 秀人)