レビュー
システムにインストール済みの“MMC スナップイン”をリストアップ「MMCSnapInsView」
目的のスナップインがあるか確かめたり、一覧をレポートとして出力するのに役立つ
(2015/12/7 05:05)
「MMCSnapInsView」は、システムにインストールされている“MMC スナップイン”をリストアップできるソフト。64bit版を含むWindows XPからWindows 10までに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
“MMC スナップイン”とは、「Microsoft 管理コンソール(MMC)」で動作するモジュールのこと。Windowsではさまざまな管理ツールが“MMC スナップイン”として実装されている。
たとえば、 「デバイス マネージャー」や「ディスクの管理」、Windows サービスを管理する「サービス」なども“MMC スナップイン”だ。よくみるとツールバーやメニューなどのユーザーインターフェイス(コンソール)が共通なのがわかるだろう。
こうして管理ツールをコンソールとモジュールの2つに分割しておけば、あとからモジュールの追加・削除するのが容易だし、操作性が統一されるというメリットも得られる。また、あらかじめモジュールの設定をファイル(.msc)へ記述しておけば、特定の複数モジュールを1つのコンソールで管理したり、リモートPCのモジュールへ接続してローカルのコンソールで遠隔管理するといったことが容易になる。
本ソフトは、こうした“MMC スナップイン”を列挙するツール。モジュールを実装したDLLのファイル名、概要、CLSID(COMコンポーネントのクラスID)、製品名、バージョン、会社名、作成日付、変更日付などといった情報を取得して一覧表示することが可能で、システムに目的のスナップインがインストールされているかを確かめたり、スナップインの一覧をレポートとして出力するのに利用できる。また、選択したモジュールを起動することも可能だ。
あまり利用する機会はないかもしれないが、実行ファイル単体で動作するポータブルアプリになっているので、USBメモリなどに入れて持ち運べば役に立つことがあるかもしれない。
ソフトウェア情報
- 「MMCSnapInsView」
- 【著作権者】
- Nir Sofer 氏
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XPから10まで
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.00(15/11/25)