杜のAndroid研究室

第175回

ダイエットに役立つタスクを毎日提案「Noom ダイエットコーチ」

目標体重や食生活などに応じて提案されるタスクをこなし、ダイエットを目指す

 『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android(アンドロイド)”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、ダイエット支援アプリ「Noom ダイエットコーチ」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介しよう。

食事・運動記録などのタスクをこなし、ポイントを獲得してレベルアップ

「Noom ダイエットコーチ」

 「Noom ダイエットコーチ」は、表示されるタスクに従って、日々の食事や運動などを記録していくことでダイエットを実践できるダイエット支援アプリ。目標体重や食事・運動記録などに応じて、パーソナライズされたタスクが毎日表示されるほか、摂取カロリーを目標の“予算”内に収めることに重点を置いているのが特長。

 たとえば、よく運動した日は摂取カロリーの“予算”が増え、逆に“予算”をオーバーしてしまった日はカロリーを消費するための運動が提案されるなど、いきなり厳しいタスクを課されることがなく、無理なくダイエットを実践できる。また、タスクをこなすごとにポイントを獲得してレベルアップでき、楽しみながらダイエットを継続することが可能。

 アプリの利用にはログインが必要となり、初回起動時の画面からFacebookまたはGoogle+のアカウント、メールアドレスを使用して会員登録を行える。その後、チュートリアルに従って、現在の体重や目標体重を設定したり、コーチングの厳しさを3段階から選択するほか、初回の食事の記録をすることで初期設定は完了。

 以降は、アプリ起動時に表示される“コーチ”画面にその日のタスクがカード状に一覧表示されるので、ひとつずつタップして食事や運動の記録などのタスクをこなしていけばよい。また、画面左上の[メニュー]ボタンをタップして表示されるメニューから[日誌]項目を選択し、表示される“日誌”画面において食事や運動、体重を記録することも可能。

FacebookまたはGoogle+のアカウント、メールアドレスを使用して会員登録を行う
“コーチ”画面のタスク一覧のほかに、“日誌”画面からも記録が可能

食品名や数量から食事のカロリーを自動計算して記録可能

キーワードを入力して食品を選択し、数量を指定すると、カロリーを自動計算して追加可能

 食事を記録する際は、“コーチ”画面のタスク一覧から“4食分をログしましょう”といったカードををタップしよう。表示される“食事ログ”画面で朝食・ランチ・夕食などを選択して食事内容を記録でき、3食のほか食事間の“おやつ”の記録も可能。また、“コーチ”画面下部のお椀型アイコンをタップして表示されるポップアップから3食などを選択して食事を記録することもできる。

 食事の記録は食品名や料理名を入力し、食事内容を記録していく仕組みで、キーワードを入力すると食品名などの候補が表示され、選択して数量や重量を指定することでカロリーを自動計算可能。候補が表示されない場合は、手動でカロリーを入力すればよい。食事内容をすべて入力し、左上の[完了]ボタンをタップすれば記録完了となり、その日の摂取カロリーの累計や、目標予算までの残りのカロリーをポップアップで把握できる。

食事内容をすべて入力し、左上の[完了]ボタンをタップして記録しよう
食事を記録すると、その日の摂取カロリーの累計や、目標予算までの残りを確認可能

運動時間や消費カロリーを計測・記録でき、歩数計機能も備える

 “コーチ”画面で運動に関するタスクをタップしたり、“日誌”画面の[今日の運動]項目の右側にある[+]ボタンをタップして表示されるメニューから運動の記録を行える。記録方法は2種類で、いまから運動を開始して運動時間などを計測・記録するほか、すでに行った運動を手動で記録することが可能。ウォーキングやランニング、サイクリングマシンなど、さまざまな運動を選択して記録でき、距離や運動時間などから推定消費カロリーを自動計算して記録できる。また、ウォーキングやランニングなどを計測すれば、GPS機能で位置情報を取得して消費カロリー計算のほか、移動したルートの記録も可能。

運動時間や距離などを計測し、消費カロリーを自動計算して記録可能
すでに行った運動を手動で記録することもできる

 また、メニューの[エクササイズ計画]項目を選択して表示される画面では、週間の運動スケジュールを作成でき、曜日と運動、開始予定時刻と運動時間を設定して登録可能。運動スケジュールを登録した曜日になると、“コーチ”画面に運動のタスクが表示されるほか、さらにリマインダーを設定することで、開始予定時刻が近づくと通知が行われ、通知領域に現れるボタンからすばやく運動を計測できる。

 また、本アプリは歩数計機能も備えており、スマートフォンをポケットなどに入れたまま歩くと、バックグラウンドで自動で歩数をカウントし、記録してくれる。なお、本アプリ単独でも歩数のカウントが可能だが、ソーシャル機能を備えた歩数計アプリ「Noomウォーク」を別途インストールすることで、歩数データを相互に同期して利用可能。

週間の運動スケジュールを作成し、その日の運動をタスク一覧や通知で確認できる
歩数計機能を備えており、自動で歩数をカウントできる

体重の推移をグラフで確認でき、ダイエットに関するコラムも読める

 “コーチ”画面のタスク一覧で“体重を入力”をタップすると、表示されるポップアップからその日の体重を入力して記録可能。記録した体重は、メニューの[体重グラフ]項目を選択して表示される画面で推移を折れ線グラフで確認できる。また、体重の折れ線グラフなどをFacebookに投稿できるシェア機能も備えている。

タスク一覧などから日々の体重を入力して記録可能
折れ線グラフで体重の推移を確認でき、Facebookにグラフを投稿することも可能

 そのほか、タスク一覧にはダイエットに関するコラムや、コラムと簡単な運動などのタスクを組み合わせた“ミニチャレンジ”が表示され、コラムを読んだり、タスクに挑戦することでもポイントを獲得可能。

 また、メニューの[フォーラム]項目からは、本アプリのフォーラムにアクセスし、おすすめのレシピやエクササイズといったテーマからトピックを選択して、ほかのユーザーの投稿を閲覧したり、投稿などを行える。また、メニューの[履歴]項目を選択すると、日々の食事による摂取カロリーや運動の消費カロリーなどの記録を閲覧することが可能。

コラムと簡単な運動などのタスクを組み合わせた“ミニチャレンジ”に挑戦できる
“履歴”画面では、食事や運動による摂取・消費カロリーなどの履歴を閲覧できる

 Androidのホーム画面には、表示される情報やサイズが異なる6種類のウィジェットを配置可能。その日の摂取カロリーや歩数、直近7日間の消費カロリーなどをウィジェットで確認できるほか、ウィジェットをタップして運動の計測などをすばやく開始することができる。

 なお、本アプリはアプリ内課金により、有償のPro版へアップグレードすることが可能。Pro版の料金は1カ月通常990円(税込み)など。Pro版では、体重に加えて、日々のウェストサイズも記録できるほか、運動スケジュールでひとつの曜日に複数の運動を設定することなどが可能。

「Noom ダイエットコーチ」
【著作権者】
Noom Inc.
【対応OS】
Android 2.3以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.0.3(14/01/03)

(ライターズハイ:鈴木 友博)