杜のAndroid研究室

あると便利なシステム系アプリを3本紹介

「スマホ最適化ボックス」「Auto Screen On」「DefaultApp Reset」

(12/09/26)

 『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android(アンドロイド)”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、Androidにインストールしておくと便利なシステム系アプリ「スマホ最適化ボックス」「Auto Screen On」「DefaultApp Reset」の機能と使い方を紹介しよう。

バッテリー・アプリ・メモリを管理できる便利ツール「スマホ最適化ボックス」

「スマホ最適化ボックス」「スマホ最適化ボックス」

 「スマホ最適化ボックス」は、バッテリーやアプリの管理、キャッシュや履歴の削除などが行える多機能なアプリ。“ecoモード”をONにしてバッテリーを節約できるほか、CPUの最適化やプロセスの終了、キャッシュの削除などにより、端末のパフォーマンスの改善を図れる。また、アプリのアンインストールやSDカードへの移動も可能。起動画面には、[バッテリー管理][システム管理][アンインストール]などの項目が並び、それぞれを選択することで各管理画面を表示できる。

 バッテリー管理画面では、バッテリーの残量や温度を確認できるほか、[ecoモード ON]ボタンをタップすることで、バッテリーを節約する“ecoモード”にすばやく移行可能。“ecoモード”では、Wi-FiやBluetooth、同期などをOFFにしたり、バックライトの明るさを調整でき、OFFにする項目や明るさなどをあらかじめ自由に選択できる。再度ボタンをタップすれば、“ecoモード”を解除可能。

 システム管理画面では、[システム最適化]タブで[最適化]ボタンをタップし、CPUやメモリの最適化が可能。また、[プロセス管理]タブでは、バックグラウンドで起動しているアプリのプロセスを一覧表示し、選択して強制終了させられる。さらに、[キャッシュ管理]タブではアプリのキャッシュを一覧表示し、一括削除することが可能。

[ecoモード ON]ボタンをタップし、バッテリーを節約する“ecoモード”に移行可能[ecoモード ON]ボタンをタップし、バッテリーを節約する“ecoモード”に移行可能

[最適化]ボタンをタップすると、CPUやメモリを最適化できる[最適化]ボタンをタップすると、CPUやメモリを最適化できる

 インストールしているアプリの管理もでき、一覧表示されたアプリを選択してアンインストールしたり、SDカードに移動可能なアプリを移動させられるほか、SDカードに移動させたアプリを本体のストレージに戻すといった操作も行える。そのほか、標準Webブラウザーの閲覧履歴や発信・着信履歴、SMSの履歴など、各種履歴を選択して削除可能。また、画面の明るさを1%ずつ調整できるほか、着信音・通知音・メディアなどの音量を個別に設定することもできる。

インストールしているアプリを一覧表示し、選択してアンインストールを行えるインストールしているアプリを一覧表示し、選択してアンインストールを行える

Webブラウザーや発信・着信、SMSなどの履歴を選択して削除可能Webブラウザーや発信・着信、SMSなどの履歴を選択して削除可能

【著作権者】
TACOTY JP app
【対応OS】
Android 2.2以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.2.3(12/09/12)

ポケットから取り出すだけで画面をONに!「Auto Screen On」

「Auto Screen On」「Auto Screen On」

 「Auto Screen On」は、内蔵センサーを使うことで、電源ボタンなどを押すことなく画面をONにできるアプリ。通常、端末を利用するには、電源ボタンなどを押してロック画面を表示し、ロックを解除する手間が必要だが、本アプリを使えばポケットから取り出した際などに自動でロック画面を表示できる。

 使用できるセンサーは、“加速度センサー”と“近接センサー”のいずれかで、本アプリの設定画面の[Setting]タブにある[Choose Sensor]項目から“g-sensor”(加速度センサー)または“proximity sensor”(近接センサー)を選択可能。加速度センサーを選択した場合は、端末を水平に持ち上げる動作に反応し、机に置いてある端末を取り上げるなどした際に画面が自動でONになる。近接センサーを選択した場合は、タッチパネルの上部にある近接センサー部分に触れていたものが離れると反応し、たとえばポケットから端末を取り出したときなどに画面が自動でONになって便利。

 「Auto Screen On」の起動中はステータスバーにアイコンが表示されており、通知領域のボタンから本アプリの動作のON/OFFを設定可能。また、内蔵センサーを選択する以外にも、バッテリー残量が指定のパーセントを下回ったときに本アプリの動作を自動停止するように設定できるほか、設定画面の[History]タブでは、センサーの動作や画面のON/OFFの履歴を閲覧可能だ。そのほか、画面ONになってから操作されない場合に画面がOFFになるまでの間隔を5・10・20秒から選択できる。

“g-sensor”(加速度センサー)または“proximity sensor”(近接センサー)の2種類の内蔵センサーを選択可能“g-sensor”(加速度センサー)または“proximity sensor”(近接センサー)の2種類の内蔵センサーを選択可能

通知領域のボタンから「Auto Screen On」の動作をすばやくON/OFFできる通知領域のボタンから「Auto Screen On」の動作をすばやくON/OFFできる

バッテリーが低下したときに、「Auto Screen On」が自動停止するように設定可能バッテリーが低下したときに、「Auto Screen On」が自動停止するように設定可能

センサーの動作や画面のON/OFFの履歴を閲覧可能センサーの動作や画面のON/OFFの履歴を閲覧可能

【著作権者】
Dougi Hsu 氏
【対応OS】
Android 2.3.3以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.10.3(12/09/20)

アプリのデフォルト設定をすばやく解除「DefaultApp Reset」

「DefaultApp Reset」「DefaultApp Reset」

 「DefaultApp Reset」は、デフォルトで起動するアプリの設定をすばやく解除できるツール。Webブラウザーや画像ビューワーといった同種のアプリを複数インストールしている場合、URLや画像を開く際にアプリを選択するポップアップが表示される。ポップアップ下部にある“常にこの操作で使用する”チェックボックスをONにしてからアプリを選択することで、デフォルトで起動するアプリに設定でき、以降はポップアップが表示されることなく設定したアプリが起動するようになる。

画像などを開く際、対応するアプリが複数あると、このようなポップアップが表示され、下部のチェックボックスでデフォルトのアプリを設定できる画像などを開く際、対応するアプリが複数あると、このようなポップアップが表示され、下部のチェックボックスでデフォルトのアプリを設定できる

デフォルト設定を解除するには、システム設定画面の[アプリケーション]項目から[アプリケーションの管理]→各アプリの設定画面と、奥深くまでだどる必要があるデフォルト設定を解除するには、システム設定画面の[アプリケーション]項目から[アプリケーションの管理]→各アプリの設定画面と、奥深くまでだどる必要がある

 しかし、デフォルトで起動するアプリを変更したいときには、端末のシステム設定画面を開いて、[アプリケーション]項目から[アプリケーションの管理]画面を開き、さらにアプリを選択してアプリの設定画面でデフォルト設定を解除する、という手間のかかる操作が必要だ。「DefaultApp Reset」を使えば、デフォルトに設定されているアプリを一覧して、アプリの設定画面を一発で開き、すばやくデフォルト設定を解除することが可能。

「DefaultApp Reset」の画面でデフォルト設定を解除したいアプリを選択し、画面下部のボタンをタップ「DefaultApp Reset」の画面でデフォルト設定を解除したいアプリを選択し、画面下部のボタンをタップ

アプリの設定画面を一発で表示して、[設定を消去]ボタンからデフォルト設定をすばやく解除可能アプリの設定画面を一発で表示して、[設定を消去]ボタンからデフォルト設定をすばやく解除可能

 デフォルト設定を解除したあとに、画像などを開こうとすると再度アプリを選択するポップアップが表示されるようになり、アプリを選択したり、デフォルトのアプリを設定し直すことができる。

【著作権者】
T.Fujii 氏
【対応OS】
Android 1.5以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.1.7(12/02/25)

(ライターズハイ:鈴木 友博)