いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel】セルに「#######」と表示されてしまったときのエクセル対策ワザ2選
2017年4月10日 07:20
Excel(エクセル)は、仕事や普段の生活で使う機会の多い、最も身近なアプリケーションのひとつです。しかし、「イマイチよくわからないまま使っている」「実は少し苦手……」という人も多いのではないでしょうか? この連載では、いまさら人に聞けないけど、知っていれば必ず役に立つ、Excelを使いこなすためのノウハウを紹介します。
セルに「#######」と表示される原因は?
Excelでセルに入力しているとき、入力した数値が消えてしまい、代わりに突然セルに「#######」と表示されてしまって驚いた経験はありませんか?
たとえば、名簿に日付を入力したはずなのに、「#######」と表示されてしまうことがあります(①)。
「#######」と表示されてしまう原因の多くは、セルの横幅に対して、入力した内容が長すぎることです。
具体的には、Excelで作成した表を印刷しようとしたときに1枚の用紙に収まらず、列の幅を微調整していったときなどに、いつのまにか画面上で「#######」と表示されるようになってしまうことがあります。表を作成した後に、列の幅を調整した場合に表示されることが多いといえるでしょう。
このように突然「#######」と表示されてしまったときにどのようにすればよいか、今回は対策ワザを2つご紹介します。
対策ワザ1 セルの横幅を広げる
1つ目の対策ワザは、入力した数値や文字列がすべて見えるように、セルの横幅を広げるというものです。
セルの幅を広げるには、まず、横幅を広げたいセルの列番号右側の境界にマウスポインターをのせて、ダブルクリックします(①)。
すると、入力されている数値や文字列の長さに合わせて、セルの幅が広がり、セルに入力した内容がきちんと表示されました(②)。
これは、入力した内容に対してセルの幅が広すぎた場合にも使える方法なので、覚えておくと便利です。
対策ワザ2 セルの幅に合わせて文字を縮小表示する
2番目の対策ワザは、入力した内容をセルの幅に合わせて縮小して表示するというものです。
リボンの[配置]グループの右下にある小さな矢印のアイコン(①)をクリックすると、[セルの書式設定]ダイアログボックスが開きます。
ダイアログボックスの[配置]タブ(②)の[縮小して全体を表示する](③)にチェックマークを付け、[OK](④)をクリックします。
すると、入力した内容がセルの幅に合わせて縮小され、全体が見えるようになりました(⑤)。
エラーは対処法がわかれば慌てずに済む!
入力した覚えもないのに、セルに突然「#######」と表示されてしまったときには、今回紹介した2つの対策ワザを活用して対処してください。
他の人からもらったファイルを開いたときに「#######」と表示されてしまった場合でも、これらの対策ワザは有効ですので、慌てずに対応しましょう。