いまさら聞けないExcelの使い方講座

【Excel】データ量が多すぎて見比べたい行が見付からない!エクセルで不要な行や列を一時的に非表示にするテク

 Excel(エクセル)は、仕事や普段の生活で使う機会の多い、最も身近なアプリケーションのひとつです。しかし、「イマイチよくわからないまま使っている」「実は少し苦手……」という人も多いのではないでしょうか? この連載では、いまさら人に聞けないけど、知っていれば必ず役に立つ、Excelを使いこなすためのノウハウを紹介します。

大きな表は不要な行や列を非表示にして作業しよう

 大量のデータが蓄積された大きな表を扱う際に、シートを上下左右にスクロールするのが面倒に感じたことはありませんか。行数や列数があまりにも多い場合、スクロールしていくうちに、本来、見比べたかった行や列を見失ってしまったという経験がある人も多いのではないでしょうか。

 また、大きな画面のデスクトップ端末で作業している際はさほど気にならなくても、移動中や出先で使う小型のノートPCでは、作業しづらくて困ったというケースもあると思います。このような時は、ひと工夫するだけでシートを見やすく表示できます。

 今回は、Excelで大きな表を使って作業する際に、不要な行や列を表示しないようにして、シートをすっきり見せる方法を解説します。

不要な行や列は表示しない

 大きな表の中には、今自分が行っている作業に必要のない行や列が含まれていることも多いと思います。ただし、不要に見えるからといって、削除はしたくないことも多いでしょう。こんな時には、必要のない行や列を一時的に非表示にして隠してしまうことができます。

 では実際に、特定の行を非表示にする方法を説明します。例として、研修受講者一覧(①)があるとします。

 この表は縦に長く25行目まで入力されており、最終行までを1画面で表示できないので、2017年9月11日(この記事の掲載日です)の時点で受講が完了している社員の分の明細行を非表示にしてみましょう。

 受講が完了している社員の分の明細行(この例では3~11行目のデータ)を選択(②)します。非表示にしたい行の行番号をドラッグして選択すると、目的の行全体を簡単に選択できます。

 選択した行のデータの上で右クリックをして表示されるメニューから[非表示](③)を選択します。

 受講日が2017/9/5以前の明細行(この例では3~11行目のデータ)が表示されなくなりました(④)。

 表の最終行までが1画面で収まり、スクロールしなくても全体を確認できるようになりましたね。

 ところで、3~11行目のデータはどこへ行ってしまったのでしょうか。シートの左側の行番号を見てください。2行目と12行目の間にマウスポインターを合わせると、マウスポインターの形が変わります(⑤)。ここに3~11行目のデータが隠れています。削除されたわけではないので安心してください。

非表示にした行を再表示するには

 今度は、非表示になっている行を再表示してみましょう。再表示する行を含む上下の行を選択します。この例では、再表示する行は3~11行目なので、これらの行の上下の行と合わせて、2~12行目までを選択(①)します。

 選択したデータの上で右クリックして表示されるメニューから[再表示](②)を選択します。

 非表示になっていた3~11行目のデータが表示されました(③)。

 再表示の際に行を選択する時は、必ず、再表示する行の上と下の行も一緒に選択してください。例えば、この例では再表示したい行の下側にあたる12行目だけを選択した状態(④)で[再表示](⑤)をクリックしても、隠れているデータは再表示されないので注意してください。

リボンのメニューから非表示/再表示を行うこともできる

 行の非表示と再表示は、リボンのメニューからも行うことができます。

 非表示にする行(この例では3~11行目)を選択して、[ホーム]タブ(①)→[書式](②)→[非表示/再表示](③)→[行を表示しない](④)を選択します。

 3~11行目のデータが非表示になりました(⑤)。

 再表示する場合も同様に操作します。再表示する行を含む上下の行(この例では2~12行目)を選択して、[ホーム]タブ(⑥)→[書式](⑦)→[非表示/再表示](⑧)→[行の再表示](⑨)を選択します。

 非表示になっていた3~11行目のデータが再表示されました(⑩)。

 今回は行の非表示と再表示について解説をしましたが、列についても同じように非表示にしたり再表示にしたりできます。列数が多いシートの左側と右側を比べたい時などに便利なので、ぜひ使ってみてください。

大きな表は表示項目を絞って作業しよう

 今回は、大きな表の行を非表示にしたり再表示したりする方法を解説しました。

 画面の小さいノートPCやタブレットPCで大きな表を扱う場合は、必要のない行や列を非表示にするとシートがすっきりし、作業もしやすくなります。

 ぜひ、活用してみてくださいね。