いまさら聞けないExcelの使い方講座

【Excel】エクセルで縦書きを実現!? 縦長のセルに長い文字列をきれいに収める最終手段

Excelで縦書きってできるの?!

 普段の業務で、Excelを使ったことのある人は少なくないと思いますが、Excelに縦書きの文字を入力したことのある人はあまりいないかもしれません。そもそも、縦書きなんてできるの?なんて思っている人も多いのではないでしょうか。

 Excelで縦書きを活用する機会はあまり多くないかもしれませんが、作成する表の構成によっては、縦書き文字の入力方法を知っていると便利な場合があります。そこで今回は、Excelでセルに入力された文字を縦書きで表示する方法を解説します。

入力済みの文字を縦書き表示にする

 次の「顧客別売上表」(①)は、列数が多く、表全体が画面に収まらなくなっています。この表の「エリア」列に入力された文字を縦書きにできたら、スペースを節約でき、表全体が一画面に収まりそうですね。そこで、「エリア」列に入力された「東日本エリア」と「西日本エリア」という文字列を縦書きで表示してみましょう。

 まず、文字を縦書き表示にしたいセルを選択します。ここでは「東日本エリア」が入力されたセルA3と「西日本エリア」が入力されたセルA10を選択します(②)。なお、結合されたセルは、左上のセルだけにデータが入力されたとみなされます。

 目的のセルを選択できたら、[ホーム]タブ(③)の[配置]グループの右下にある矢印(④)をクリックします。

 すると、[セルの書式設定]ダイアログボックスが表示されるので、[配置]タブ(⑤)をクリックします。画面右側の[方向]欄で[文字列]が縦書きで書かれている部分(⑥)をクリックして選択します。

 [OK](⑦)をクリックして、ダイアログボックスを閉じます。

 すると、セルA3に入力された「東日本エリア」という文字列とセルA10に入力された「西日本エリア」という文字列が縦書きで表示されます(⑧)。

 「エリア」列の列幅を縮めてみましょう。A列とB列の列見出しの境界線を左にドラッグ(⑨)すると、A列の列幅を縮めることができます。

 表全体が一画面に収まりましたね(⑩)。

セルの文字を縦書き表示にしてみよう

 今回は、Excelでセルに入力された文字を縦書きで表示する方法を解説しました。Excel縦書きの文書を作成する機会は少ないかもしれませんが、表の構成によっては見出しなどの文字を縦書きで表示したい場面が出てくるかもしれません。知っておくとお得なテクです。ぜひ使ってみてくださいね。