いまさら聞けないExcelの使い方講座

【Excel】スタバで仕事は画面が狭くてつらい! 解像度が低い環境での作業を快適にするテクニック

解像度の低いディスプレイに効くテクニック3選

ノートパソコンのディスプレイが狭い! を解消できるテクニック

 携帯性を重視して小さいノートパソコンを選んだけど、ディスプレイが狭い! よくある悩みだと思います。職場や自宅に外付け可能な広い(解像度の高い)ディスプレイがあるから……、と外出先では我慢していることが多いのではないでしょうか。

 ある程度は妥協するとしても、作業効率に直結するディスプレイの広さは何とか解消したい課題です。今回は、狭いディスプレイですぐに使えるテクニックを3つ紹介します。

0.1秒で3行増し! 覚えておきたいショートカットキー

 以下は、1,365×768ピクセルでエクセルのウィンドウを表示した状態です。かなり狭いですよね。表示領域を3行以上増やすショートカットキーを覚えておきましょう。まずはリボンを折りたたむ[Ctrl]+[F1]キーです。これだけで3行は多く表示可能です。

1,365×768ピクセルでエクセルのウィンドウを表示しています。リボンが邪魔なので[Ctrl]+[F1]キーを押して(①)折りたたみます。
リボンが折りたたまれてタブ名だけが表示されます。リボンがたたまれた分、表示される行が増えています。

 なお、[Alt]→[V]→[U]の順にキーを押して、ワークシートを全画面表示することも可能です。全画面表示は[Esc]キーで元に戻せます。

[Alt]→[V]→[U]の順にキーを押して(②)、ワークシートを全画面表示することも可能です。[Esc]キーで元の表示に戻ります。

定番の「ウィンドウ枠の固定」はショートカットキーが便利

 データを入力するために見出し行や列を固定しておきたい時は定番の「ウィンドウ枠の固定」の機能を使います。[表示]タブから[ウィンドウ枠の固定]-[ウィンドウ枠の固定]と選択しても構いませんが、[Alt]→[W]→[F]→[F]を覚えておくと設定と解除をすばやく切り替えられます。

 アクティブセルを基準として固定されるので、設定前に選択しているセルの位置を意識します。

行や列を固定したい位置のセルを選択しておきます(③)。[表示]タブの[ウィンドウ枠の固定]-[ウィンドウ枠の固定]と選択しても構いませんが、[Alt]→[W]→[F]→[F]の順にキーを押したほうが便利です(④)
アクティブセルを基準に行列が固定されました

同じファイルを別ウィンドウで表示する

 同じファイルを別のウィンドウで表示する方法を知っておくと、かなり作業が捗ります。ファイル名の後ろに「1」「2」のように枝番が追加されて、ひとつのファイルを複数のウィンドウで表示していることがわかります。

[表示]タブ(⑤)の[新しいウィンドウを開く](⑥)をクリックします
同じファイルが別のウィンドウで表示されます。ファイル名を確認すると「2」のような枝番が表示されていることがわかります(⑦)
[表示]タブ(⑧)の[整列](⑨)をクリックします。操作するウィンドウは「1」と「2」どちらでも構いません
[ウィンドウの整列]ダイアログボックスが表示されました。ここでは[左右に並べて表示](⑩)を選択して[OK](⑪)をクリックします
2つのウィンドウに表示された同じファイルが左右に並びました

 左右、もしくは上下に整列させて作業すれば、入力済みのデータを参照しながらデータ入力する作業も効率的です。また、同一のファイルですが、別のウィンドウで表示されているため、[Ctrl]+[Tab]キーを押してウィンドウを切り替えることもできます。

ひと工夫で作業効率を上げよう

 ノートパソコンの狭いディスプレイを我慢して使っている人もいますよね。今回紹介したテクニックに特別な準備は不要です。ぜひ試してみてください。