QRコードを一括生成したいならスプシが便利！ 拡張機能を使えばさらに手軽に

スプレッドシートでQRコードを一括生成する

　スマートフォンなどでQRコードを読み取ってWebサイトで詳細情報を確認するのも当たり前になりましたね。一方、Webサイトを管理する方は、QRコードを生成する手間が増えました。表示中のWebページのURLをQRコードに変換できるChromeの拡張機能もありますが、1ページずつ操作するのも面倒です。

　今回は、スプレッドシートでリスト化したURLから一括でQRコードを生成する方法を紹介します。URL以外に文字列をQRコードに変換できるので、商品管理などにも活用できますよね。

関数を使ってQRコードを生成する

　スプレッドシート独自に用意されたIMAGE関数を使います。構文は「IMAGE(URL)」になります。例えば、QRコードに変換したいURLがC2に入力されていれば、「=image("http://chart.apis.google.com/chart?chs=200x200&cht=qr&chl=" & C2)」と入力します。

　QRコードの生成には、GoogleのAPIを利用するので、「http://chart.apis.google.com/chart?」の部分は固定です。「chs=200x200」で、QRコードのサイズを変更できます。この場合は200×200ピクセルです。「cht=qr」はQRコードを表示するという意味、「chl=」でQRコードに含める情報を指定します。C2の値をQRコードにしたいので、＆で連結して「chl=" & C2」というわけです。

「=image("http://chart.apis.google.com/chart?chs=200x200&cht=qr&chl=" & C2)」入力する

QRコードが表示された。下方向にコピーしておく

QRコードを画像として保存する

　生成したQRコードを画像として保存することも可能です。スプレッドシートを“ウェブページ”としていったんダウンロードします。ZIP形式で圧縮されたファイルを展開してHTMLファイルを開き、QRコードを右クリックして画像を保存します。

［ファイル］－［ダウンロード］－［ウェブページ］の順にクリックする

ZIP形式で圧縮されたファイルを展開してHTMLファイルを開いておく。QRコードを右クリックして［名前を付けて保存］を選択する

　なお、QRコードをコピー後、新規ドキュメントに貼り付けてから、HTMLファイルとして保存し、［image］フォルダーからQRコードを抽出することも可能です。

QRコードを生成する拡張機能もある

　スプレッドシートの標準機能を使った操作以外に、拡張機能を使う方法もあります。評価の高い「QR Code Generator」は、無料で高機能なので使ってみてもいいでしょう。［アドオン］－［アドオンを取得］の順にクリックして、「QR」などのキーワードで検索すると「QR Code Generator」がヒットします。スプレッドシートに導入後は、［アドオン］メニューから利用可能です。

［アドオン］－［アドオンを取得］の順にクリックして、「QR」などのキーワードで検索する

URLの入力されたセル範囲を選択し、［アドオン］－［QR Code Generator］－［Open］の順にクリックして利用する

　画面右側の［GENERATE］ボタンをクリックすると、GoogleドライブにQRコードの一覧をまとめたドキュメントが作成されます。自動的に生成するドキュメントの内容をカスタマイズしたり、QRコードの画像をPNG形式で保存したりすることも可能です。