無料でExcel並み!Google スプレッドシートの使い方

スプシが自分専用の多言語翻訳機に! ExcelにはないGOOGLETRANSLATE関数が超便利

GOOGLETRANSLATE関数でまとめて翻訳可能

 Google翻訳って便利ですよね。多言語対応へのはじめの一歩として、利用されている方も多いでしょう。でも、Google翻訳のページを開いて、一文ごとコピー&ペーストを繰り返すのは面倒です。今回は、スプレッドシートで自分専用の翻訳機を作ってみましょう。

GOOGLETRANSLATE関数で一気に変換可能

 多言語への翻訳には、GOOGLETRANSLATE関数を使います。構文は『=GOOGLETRANSLATE(テキスト, ソース言語, ターゲット言語)』となります。

 [テキスト]には翻訳対象のテキストを指定します。[ソース言語]は、Google翻訳で使われる言語コードを「"」(ダブルクォーテーション)で囲んで入力するか、言語コードの入力されているセルを指定します。例えば、日本語なら「"ja"」、英語なら「"en"」といった具合です。「"auto"」と指定して、言語を自動的に判定することも可能です。[ターゲット言語]も[ソース言語]と同様に、言語コードを入力するか、言語コードの入力されているセルを指定します。

 ここでは、入力した日本語から複数の多言語への翻訳を試してみます。C2には翻訳対象のテキスト、B列にGoogle翻訳で使われる言語コードを入力してあります。わかりやすいようにA列に言語名を入力してありますが、関数式では使いません。

C5に「=GOOGLETRANSLATE($C$2,$B$2,B5)」と入力する。関数式をコピーするため、[テキスト]と[ソース言語]のセル参照は絶対参照で指定している
B5にはイタリア語を表す「it」が入力されているため、イタリア語に翻訳された。関数式をC17までコピーする
日本語のテキストから多言語へ翻訳できた

 翻訳対象のテキストを入力し直してみましょう。

C2のテキストを入力し直すと、C5からC17までの結果も書き換わる

 複数のテキストを特定の言語に翻訳するなら、関数式に言語コードを指定した方が使い勝手がいいでしょう。ここでは、A列に翻訳対象のテキストを複数入力して、B2に『=GOOGLETRANSLATE(A2,"ja","en")』と入力してコピーしました。

A2からA8には翻訳対象のテキストをしてある。B2に「=GOOGLETRANSLATE(A2,"ja","en")」と入力して、C8までコピーした

 引数に指定する言語コードは、Google Cloudのページを参照してください。なお、GOOGLETRANSLATE関数の結果は、Google翻訳と同等の精度となります。翻訳結果を修整したい場合は、コピー後に[値のみ貼り付け]を利用してください。