絶対便利! 新定番の無料ツール
DVD再生にChromecastとの連携も ~超多機能な無料動画再生ソフト「VLC media player」
2019年12月26日 06:55
音声でパソコンを操作するコルタナをはじめ、さまざまな新機能が追加されたWindows 10。その裏でひっそりとカットされた機能も、実はあります。その1つがDVDの再生機能。Windows 10ではDVD再生機能が標準機能から外されてしまったため、映画やドラマなどのDVDが再生できなくなってしまいました。
NECや富士通など国内メーカーのパソコンなら、DVDを再生できるソフトがプリインストールされている機種もありますが、海外メーカーのパソコンは基本的に非搭載です。
一応、Microsoft も「Windows DVDプレイヤー」というDVD再生アプリをMicrosoft Storeで提供していますが、有料かつ1,750円とそれなりの金額。DVDを再生する機会も減ってきたのにそこまでお金を払いたくないかな……と思う人も少なくないでしょう。
そこで活用したいのが、今回おすすめする「VLC media player」です。無料ながらDVDの再生はもちろん、WMV、MP4、MOV、FLVなどさまざまな動画形式に対応。また、早送りやスロー再生、画質・音質の調整、インターレース解除、動画形式の変換など、多彩な機能を備えます。
スロー再生・早送りで動画を楽しみ尽くす
スポーツやビジネスなどの学習用動画コンテンツは、今でもDVDや動画ファイルとして提供されることが少なくありません。こうした学習用コンテンツを見るときに便利なのが、“スロー再生”機能です。動画再生中にメニューバーの[再生]→[速度]をクリックし、好きな再生速度を選ぶだけ。気になるポイントをじっくりと確認することができます。
[速く]を選択すれば、早送りして再生することも、もちろん可能。話数の多い海外ドラマやアニメを早送りしながらチェックする……なんて使い方に便利ですね。
Chromecastと連携してテレビに動画を表示する
Chromecastを持っている人にぜひ試してもらいたいのが、動画をテレビに表示するテクニック。パソコンとChromecastを同じネットワークに接続したら、メニューバーで[再生]→[レンダラー]をクリックし、Chromecastが接続されているデバイス(テレビ)を選びます。すると、「VLC media player」に読み込んだ動画が、テレビで再生されるようになります。
パソコンに保管してある思い出の動画を家族や友人と一緒に鑑賞したい――そんなときにも活用したい機能です。
まとめ
YouTubeやNetflix、Amazonプライム・ビデオなど、動画のストリーミングサービスが充実した今、動画再生ソフトの出番はめっきり減りました。でも、たまには昔買ったDVDをもう一度見たいと思うこともあるはず。そんなときはこの「VLC media player」をぜひ活用してください。