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【Outlook】謝罪・催促・断りメールをCopilotに頼むプロンプト例 ~コーチングも活用しよう

謝罪や催促、断りといった“書きにくい”メールほどCopilotが役立つ

 取引先への謝罪文、問い合わせの催促、先方からの提案を断るメールなどは、書き出しに悩むことが多いですよね。用件は決まっていても、どこまで詳しく書くべきか、どの程度丁寧にするべきか、相手にどう受け取られるかを考えると、なかなか筆が進まないものです。

 後回しにして問題が余計に大きくならないように、OutlookのCopilotを活用しましょう。必要に応じて「Copilot」の画面も開き、下書き作成や文面の調整に使うと便利です。

Outlookのメール作成画面と同時に「Copilot」の画面も開いておこう

 ただし、単純に「謝罪文を書いて」「催促するメールを書いて」といった短い指示だけでは、意図に合った文面にならないことがあります。相手との関係や文面の強さ、伝えたい内容を指定しておくことが大切です。今回は、Copilotに“書きにくい”メールの下書きを依頼する際のプロンプト例を紹介します。

短い指示では無難すぎる文面になりやすい

 例えば、納品が遅れてしまったことを取引先に伝えるメールの文面を生成したい場合、遅延の理由や新しい提出予定日、再発防止策、相手との関係性などがわからなければ、汎用的な内容になりがちです。

 必要以上にへりくだった表現や、具体性のない文章では、誠意が伝わりにくくなりますし、生成後の文章を何カ所も修正するのであれば、Copilotを使う効果も薄れてしまいます。

「納期遅れのお詫びメールを書いて」のように指示すると、テンプレートのような文面になる傾向がある

 “書きにくい”メールを作成する時は、文章そのものを考える前に、Copilotへ渡す条件を整理しましょう。「メールの目的」「必ず含める要素」「トーン」「その他条件」に分けて書く方法がおすすめです。

謝罪メールは「事実」と「対応策」を分けて指示する

 納品遅延を謝罪するメールの例を考えてみましょう。謝罪メールでは、何が起きたのかを簡潔に伝えたうえで、今後どう対応するのかを示す必要があります。ただし、理由を詳しく書きすぎると、言い訳のように読まれることもあります。

 相手が次の対応を判断できるように「提出予定日」と「再発防止策」を明記し、過度にへりくだらず、言い訳に聞こえないように配慮します。また、丁寧さを意識しすぎて文章が重くなりすぎないようにトーンも指定して、以下のように指示してみます。ここでは、メールの件名は除いて、本文のみを生成します。

以下の条件を満たす、取引先向けの謝罪メール本文を作成してください。

【メールの目的】

納品遅延の謝罪と、新しい提出予定日の共有。

【必ず含める要素】

・遅延のお詫び

・遅延の理由:社内確認に時間がかかった

・新しい提出予定日:7月13日午前

・再発防止策:今後は社内確認の期限を前倒しし、提出前日の進捗確認を徹底する

【トーン】

・過度にへりくだらず、フォーマルで誠実。

・言い訳に聞こえない表現にする。

【その他条件】

・300字程度

・長期的な関係を維持したい取引先向け

・本文のみ作成する

上記のプロンプトで生成した謝罪のメール本文。「誠に恐縮」や「ご理解賜ります」といった画一的な表現や「見直しおよび再発防止」のような曖昧な表現がなくなった

催促メールは「責めない」と「期限を明確にする」を両立する

 返信を催促するメールでは、相手を責める印象を避けながら、確実に行動してもらう必要があります。弱すぎる表現では要件が伝わらず、強すぎる表現では関係性を損なう恐れがあります。

 また、「7月5日までに」と具体的な期限を入れることで、相手に求める行動が明確になります。さらに「行き違いの場合は失礼をお詫びする一文」と入れておくと、やわらかい印象に調整しやすくなります。

以下の条件を満たす、取引先向けの催促メール本文を作成してください。

【メールの目的】

先週送付した見積書について、確認状況をたずね、返信をお願いする。

【必ず含める要素】

・先週、見積書を送付済みであること

・確認状況を教えてほしいこと

・7月5日までに返信してほしいこと

・行き違いの場合は失礼をお詫びする一文

【トーン】

・相手を責めない。

・ただし、返信期限は明確に伝える。

・丁寧だが、要件がぼやけない表現にする。

【その他条件】

・250字程度

・取引先向け

・本文のみ作成する

単純に「返信を催促するメールを書いて」と指示した場合の文面。表現は丁寧だが、何をいつまでに対応すればいいのかがわからない
上記のプロンプトで生成した催促のメール本文。何の催促なのか、いつまでに返信すればいいのかが明確になった

断りメールは「理由を書きすぎない」ことも大切

 取引先からの提案を断るメールでは、理由を丁寧に説明しようとして言い訳がましくなったり、相手に反論の余地を与えたりすることがあります。断る理由は簡潔に伝え、提案への感謝と今後の関係に触れるのが基本です。

 相手の提案を否定せずに「今回は対応が難しい」と伝えれば、提案そのものを拒絶する印象を抑えられます。ただし、「また機会があれば」などの表現を安易に入れると、相手に期待を持たせてしまうことがあります。今後の関係を維持したい場合でも、情報交換を続けたい程度にして温度感を調整するといいでしょう。

以下の条件を満たす、取引先向けの断りメール本文を作成してください。

【メールの目的】

協業提案を今回は見送ることを、丁寧に伝える。

【必ず含める要素】

・提案への感謝

・社内のリソース都合により、今回は対応が難しいこと

・提案内容を否定しないこと

・今後も情報交換を続けたいこと

【トーン】

・角が立たない表現。

・理由を詳しく書きすぎない。

・丁寧だが、曖昧に期待を持たせすぎない。

【その他条件】

・250字程度

・過去に取引実績のある取引先

・長期的な関係を維持したい

・本文のみ作成する

単純に「協業提案を断るメールを書いて」と指示した場合の文面。一般的な内容だが、他人行儀な印象を受ける
上記のプロンプトで生成した断りのメール本文。過去の実績と今後のつながりも感じられる

送信前にメール文面を調整する

 メールの下書き作成にCopilotは便利ですが、生成された文面をそのまま送信するのは避けましょう。日付、提出物名、相手の会社名、担当者名、責任範囲などを確認し、必要に応じて自分で修正します。

 自分で文面を修正した後は、相手の受け取り方を確認できる「コーチング」の機能がおすすめです。「トーン」「閲覧者の感情」「明確さ」に関する提案を確認し、採用したい提案があれば必要な部分をコピーして利用するといいでしょう。送信前にひと手間かけることで、誤解の少ないメールに仕上げやすくなります。

生成された文面を新規メールの本文として貼り付けて調整した状態。左の余白に表示されたアイコンをクリックする
[コーチングを受ける]をクリックする
[トーン][閲覧者の感情][明確さ]といった視点で改善案が提案される。採用したいと思う提案はコピーして利用するといい。なお、[すべての提案を適用する]をクリックすると提案を踏まえてリライトされるが、送信前の最終段階ではおすすめできない

 謝罪、催促、断りなどのメールは、一から書くと表現に迷って時間がかかります。目的、必ず含める要素、トーン、条件を整理してCopilotに下書きを任せてみましょう。コーチングによる確認を組み合わせれば、言いにくい内容でも、相手に配慮した文面へ整えやすくなります。