LAN接続された2台のPC間で操作を同期させることができる常駐ソフト。片方のPCのマウスとキーボードで、両PCのまったく同じ操作が可能になる。たとえばデスクトップの解像度やWindowsのバージョンなどの環境がまったく同じ2台のPCで、同一アプリケーションのインストール作業をいっぺんに行いたいようなときにお勧め。また、CPUなどのハードウェア環境が異なる2台のPCを並べ、アプリケーションの動作を比較したい場合などにもいいだろう。

　配布ファイルにはマウスとキーボードを操作するローカルPC用のプログラムと、操作されるリモートPC用のプログラムが同梱されている。両PCでそれぞれを起動しておき、ローカルPC側のタスクトレイアイコンの右クリックメニューから設定を開いて、操作したいリモートPCのネットワークコンピュータ名と接続用のホットキーを登録すれば準備OK。あとはローカルPC側でホットキーを押せば、ローカルPCのマウスやキーボードで両方のPCをまったく同じように操作できる。同期を終了させるにはもう一度ホットキーを押せばよい。

　なお、本ソフトは管理者として実行する必要がある。また併用するセキュリティ対策ソフトやLAN環境によっては、本ソフトの動作を許可したり、TCP/UDPの使用ポートを事前に開いておくといった作業が必要になるので注意。そのほか、作者サイトでは最大100台までのPCを同時に操作できる上位版のシェアウェア「SameKm」も公開されている。