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ホームポジションから遠いキーをホットキーで代替入力「enthumble」

[無変換]キーを活用して手の位置をずれにくく、疲労防止にも

(11/02/08)

「enthumble」v1.104「enthumble」v1.104

 日本語キーボードのホームポジションから遠いキーを、[無変換]キーを活用したホットキーで代替入力できるようにする常駐ソフト。タッチタイピングをなかなかマスターできない人や、長文入力で手が疲れやすい人などにお勧め。本ソフトを使用しても従来通りのキー割り当てと競合しにくく、徐々に覚えられるのが特長。

 一般に日本語入力では、漢字変換の際に[Enter]キーや[Esc]キー、カーソルキーなどホームポジションから遠い位置にあるキーを多用しやすく、それがストレスとなってタッチタイピング習得の妨げになったり、手指の疲労も引き起こしやすい。そこで本ソフトでは、[Enter][Esc][Backspace][Del]キーおよびカーソルキーを、“左親指の[無変換]キー”+“右手のホームポジションに近いキー”の組み合わせで代替入力できるようにすることで、両手がホームポジションから外れにくくする仕組み。

 起動するとタスクトレイにアイコンが表示され、以後ホットキーが使用できるようになる。たとえば[Enter]キーは[無変換]+スペースキーで入力できるようになり、同様に[Esc]キーは[無変換]+[変換]キー、カーソル移動は[無変換]+[J]/[K]/[I]/[L]キー、といった具合だ。キー割り当ての配置は、タスクトレイアイコンの右クリックメニューの[show_layout]でいつでも確認できる。

 そのほか“おまけ機能”として、「MS-IME」のIME起動を[ひらがな]キー単独で行う機能や、矢印マークの簡易入力機能、またコピー&ペーストなどで頻繁に使用する[Ctrl]キーは小指が疲れるので親指の[無変換]キーで代替させる機能などもある。

 なお、作者サイトでは本ソフトの姉妹品として、カーソル移動のキー割り当てをテキストエディターの「vi」と同様にした“vi移動バージョン”も配布されている。

【著作権者】
enthumble 氏
【対応OS】
Windows 98/2000/XP/Vista/7/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.104

(川原 徹也)