週刊VRウォッチ

マイクロソフト、MRの推進やビジネスツールのVR化を計画中

 今週はMR(Mixed Reality/複合現実)に関するニュースが多く報じられました。5月22日と23日の2日間、日本マイクロソフトによる開発者イベント「de:code 2018」が開催され、出展した企業からの発表が相次ぎました。

 マイクロソフトは、同社の「SharePoint」と呼ばれるサービスをVRに持ち込む計画を進めているようです。SharePointは企業内でのドキュメントの編集、イントラネットの構築、組織内での情報共有といった用途に使用されています。新しいSharePointのワークスペースは、ちょうどVRでの閲覧に適したデザインをしています。マイクロソフトはSharePointをVR空間に持ち込むことで、企業の新規採用者の教育や製品開発への活用ができると考えているようです。

 さらにマイクロソフトはMR関連でも多数の企業と提携を進めており、同社のVRやMRを活用したビジネス変革は今後も精力的に続けられるものと思われます。

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Think ITの『週刊VRウォッチ』2018年5月28日版で続きを読む