いまさら聞けないWindows 10のTips

第165回

デフォルトゲートウェイってなにさ?

 度重なるアップデートによって、次第に使いやすさを向上させつつある「Windows 10」。普段、何気なく使っているかもしれませんが、いつのまにか追加された新機能や知らずに過ごしていた便利な機能、隠れた機能なども存在します。本連載では、そんな知っておくと便利なWindows 10のTipsを紹介します。

ネットワーク関連の知っておきたい用語を解説

 ネットワークの設定画面を見ていると、IPアドレスやデフォルトゲートウェイといった言葉が登場してきます。

 IPアドレスは、自分に割り当てられた番地や番号のようなものだということを知っている人も多いかもしれませんが、“デフォルトゲートウェイ”というのはなんのことなのでしょうか?

 デフォルトゲートウェイは、簡単に言えばネットワークの玄関口です。たとえばインターネット上のWebページなど、自分が所属するネットワーク以外が宛先として指定された場合、そのままでは、直接その相手と通信することができませんので、玄関となるデフォルトゲートウェイ宛てに通信を転送し、デフォルトゲートウェイとして指定された機器がその通信を処理します。

 デフォルトゲートウェイは、一般的な家庭であれば、ISPからレンタルしたホームゲートウェイや無線LANルーターになります。よって、大抵の場合は“デフォルトゲートウェイ=ルーターのIPアドレス(LAN側)”と考えて問題ありませんが、ネットワークの構成によってはそうならない場合もあるので注意が必要です。

「ネットワークと共有センター」で[イーサネットx]などを選択。[詳細]をクリックするとIPアドレスやデフォルトゲートウェイのアドレスなどを確認できる