Windowsにまず入れる定番無料アプリ -2018年版-
複数画像を一括縮小できる「Ralpha Image Resizer」 ~劣化を防ぐための細やかな設定が可能
JPEG/PNG/BMP画像に対応。Exif情報を保持したままリサイズすることも
2018年2月23日 06:45
Windows 10の提供が開始されてもう3年目。新調したWindows 10搭載のパソコンにも慣れている方も多いだろう。Windows 10の標準機能は豊富で、さまざまな新機能もアップデートで追加される。しかし、Windows 10をもっと快適に使えるフリーソフトも数多く公開されている。パソコンの普段使いに少し不便を感じている方も、もっと自分仕様にカスタマイズしたい方も、フリーソフトの導入を検討してみてはいかがだろうか。本連載では「Windows 10」で“使える”フリーソフトを厳選。機能だけでなくあわせて紹介する利用シーンも参考にして欲しい。
高品位かつ高速で画像をリサイズできる「Ralpha Image Resizer」
例えば、複数の画像ファイルを共有したい時や、WordやPowerPointのドキュメントに貼り込みたい時など、画像ファイルをリサイズしたいことがあるだろう。数枚ならともかく、画像ファイルが大量にある場合、Windows 10標準のソフトでリサイズするのも限界がある。そんな時は「Ralpha Image Resizer」がおすすめだ。ドラッグ&ドロップの手軽な操作で、複数の画像ファイルを高品位に拡大・縮小できるのが特徴だ。入力フォーマットはJPEG/TIFF/PNG/BMP/GIF/ICO/JPEG XR、出力フォーマットはJPEG/PNG/BMPに対応する。
簡単な操作で一括処理できる
画像ファイルを画面にドラッグ&ドロップして、サイズを指定するだけで簡単にリサイズできる。複数の画像ファイルをドラッグした場合は、一覧表示されて処理も一括で行える。リサイズの基準は、比率(%)や幅・高さ、長辺・短辺などからプルダウンメニューで指定する。リサイズとともに、JPEG/PNG/BMP形式へ変換も可能。Exif情報の保持などのメタデータの設定もできる。
画質を保ちつつ高速にリサイズ
出力先のフォルダーとファイル名は画面上部の[ファイル名生成規則]欄で指定する。標準では、変換する画像ファイルと同一ディレクトリーに[resize]フォルダーを作成し、同一ファイル名で保存する設定になっているが、別フォルダーを指定したり、「-s」のような文字列をファイル名に追加したりすることも可能だ。画像の劣化を防ぐための細やかな設定のほか、平均画素法やLanczosなど、リサイズ時のアルゴリズムを選択することもできる。