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「Word」なしでワード文書を編集できる「LibreOffice」の無料ワープロソフト「Writer」

DOCX形式はもちろん、PDF/EPUBなどさまざまな形式で文書を保存可能

「LibreOffice」に含まれる「Writer」

Wordファイルをそのまま編集できる「Writer」

 仕事では毎日のように「Microsoft Office」を使っているが、自宅のパソコンにはインストールされていないという方も多いだろう。自宅のパソコンでOffice文書を編集するときは、Microsoftの提供するWebサービス「Office Online」を利用する手もあるが、図形や高度な編集機能など制限されている機能も多い。「Microsoft Office」で作成したドキュメントの編集に困っているなら、「LibreOffice」を利用してはいかがだろうか。「LibreOffice」には、ワープロソフト「Writer」、表計算ソフト「Calc」、プレゼンテーションソフト「Impress」、データベースソフト「Base」、ドローソフト「Draw」、数式編集ソフト「Math」の6つ。今回は、「Microsoft Word」と互換性のあるワープロソフトの「Writer」を紹介する。

メニューバーとボタンで操作する

「Writer」の画面。主要な機能はボタンに用意されている
「Microsoft Word」の画面

 「Writer」はメニューバーとツールバー上のボタンが中心のインターフェイスになっている。「Microsoft Word 2003」を使ったことがある方は、なじみやすいかも知れない。現行の「Microsoft Word」の画面と比べて、ボタンをクリックして主な機能をすぐに呼び出せるのが便利だ。なお、メニューやツールバーはカスタマイズ可能だ。

印刷プレビューを表示した状態。[プレビューを閉じる]をクリックすれば元の表示に戻る
グラフを挿入した状態。グラフ以外をクリックして選択解除すれば元の表示に戻る
ボタンをカスタマイズするには、ツールバーの任意の箇所を右クリックして、[カスタマイズ]を選択する
必要な機能を追加できる。メニューのカスタマイズも可能だ

ドキュメントの保存形式が豊富

 「Writer」では、「Microsoft Word」と互換性のある“Microsoft Word 2007-2013 MXL(.docx)”はもちろん、PDF形式、EPUB形式など、さまざまな形式でドキュメントを保存できる。PDF形式やEPUB形式で出力するときは[ファイル]メニューから[エクスポート]、その他の形式では[名前を付けて保存]だ。

[ファイル]メニューから[名前を付けて保存]、もしくは[エクスポート]を選択する
PDF形式やEPUB形式で保存できる
Wordとの互換性を保つ場合は、“Microsoft Word 2007-2013 MXL(.docx)”を選択する