Windowsにまず入れる定番無料アプリ -2018年版-

「PowerPoint」なしでパワポ文書を編集できる「LibreOffice」の無料プレゼンソフト「Impress」

「LibreOffice」共通のボタン群が操作しやすい

「LibreOffice」に含まれる「Impress」

スライドの作成、スライドショーの実行などの操作も簡単な「Impress」

 「LibreOffice」のうち、今回はプレゼンテーションソフトの「Impress」を紹介する。「Microsoft PowerPoint」との互換性を保ち、スライド作成やプレゼンテーションの実行など、普段「PowerPoint」で行っている操作に困ることはないだろう。「Writer」「Calc」と同様のボタン中心のインターフェイスは共通の項目も多く、慣れてくれば「Microsoft Office」よりもスムーズな操作も期待できる。

「Microsoft PowerPoint」代わりとして十分に使える

 作成済みスライドの修正や、スライドショーのリハーサル、アウトラインの表示など、プレゼンテーション文書の作成に必要な機能を豊富に備えている。また、独自のテンプレートやクリップアートも多数用意されており、スライド一覧表示やノート表示、図形や表、グラフの挿入などはボタン操作ですばやく行える。

「Calc」のコマンドボタン
「Impress」のコマンドボタン。「Writer」や「Calc」と共通する項目も多い。メニューやツールバーはカスタマイズ可能だ

 Microsoftの公式サイトからPowerPoint用のテンプレートをダウンロードしておき、「Impress」で編集して仕上げることもできる。ファイルを新規作成して「Microsoft PowerPoint」と互換性を保つには、[名前を付けて保存]ダイアログで“Microsoft Excel 2007-2013 MXL(.pptx)(*.pptx)”を選択しよう。

ボタン操作からの表示の切り替えがスムーズ
挿入できるオブジェクトも豊富だ
図形描画機能専用のボタン群が使いやすい
ダウンロードしたテンプレートを利用することも可能